渋谷駅、地下地上の乗り換え便利に 「出入口14番」動線を改良
エスカレーターがひとつしかない渋谷駅の出入口14番。東急電鉄と東京メトロは、2017年夏までにその動線を改良すると発表しました。
地下3階から地上に至るまで複数回の折り返しが存在する出入口
東急電鉄と東京メトロは2015年11月10日(火)、渋谷駅の「出入口14番」の動線を改良し、2017年夏から仮設出入口として使用開始すると発表しました。
渋谷駅は現在、東急、東京メトロ、JR東日本の3社が共同で「渋谷駅街区開発計画」に基づき、2019年度までに、現在の出入口14番位置へエスカレーターの増備やエレベーターを新設した、「アーバン・コア」の整備を進めています。完成時には地下2階の東横線・副都心線コンコースから、3階のJR・銀座線改札までが縦に繋がる予定となっています。
現在の出入口14番は両社によると、「渋谷駅街区開発計画の工事や地中施設物の制約により、エスカレーターが1基のみのため、時間帯別で上下方向を切り替えて運用し、地下3階から地上に至るまでに複数回の折り返しが存在します」という状況です。
そこで東急と東京メトロは、JR渋谷駅改良事業を進めているJR東日本と協力しながら、新設の出入口14番を、現在の出入口14番に隣接する位置に移設・改良すると発表。2019年度完成予定の「アーバン・コア」の整備を待たず、2017年夏までにエスカレーターの増設を行い、上下方向別のエスカレーターを終日利用することが可能になるといいます。
新設される出入口は地下3階と地上を直線で結ぶ仮設の出入口となり、通路の距離が短縮され、東横線・副都心線とJR線との乗換利便性向上に繋がります。
東急と東京メトロは「今後も渋谷駅の快適性を向上させるため、動線改善やバリアフリーに積極的に取り組んでいきます」としています。
【了】
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