街のブランドは高架下から? 武蔵小杉駅に新商業施設 東急

高架下を街のブランド発信源に

 これまで一般的に“高架下”といえば、「騒音や振動」「サラリーマンが飲む赤提灯のお店」といったイメージで語られてきました。今回の新たな商業施設は、こうした高架下の印象を一変させるものです。

 例えばカフェダイニング「Public House」では、前述した武蔵小杉エリアの特性に合わせて、主婦や子ども連れでもゆったりとくつろげるスペースを確保。メニューの内容・価格から、イスやテーブルなどのインテリアに至るまで、地域住民の利用シーンを想定した設定がなされました。

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武蔵小杉駅の高架下にできたカフェ。子ども連れもくつろげる(2015年11月24日、末吉史樹撮影)。

 東急電鉄では、今回開業する商業施設のコンセプトは、あくまで武蔵小杉エリアに合わせたものだといいます。今後ほかのエリアで、高架下や鉄道関連の遊休地を活用する場合には、またその街の特性に合った別のコンセプトを掲げる方針です。

 これまで各鉄道会社のブランドにより、画一的になりがちだった駅の開発。今回の東急電鉄の取り組みがきっかけとなって、今後は高架下も含めた遊休地が新しいコンセプトで活用され、街の印象そのものを形づくる新たなイメージの発信源となっていくかもしれません。

【了】

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Writer: 末吉史樹

小学校の校庭横をブルートレインが走り、上空をF4「ファントム」が飛ぶ環境で育つ。旅とグルメを愛し、各地の温泉やおいしい食べ物には目がない。

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