北の鉄路に厳しい冬 安全確保に向けた取り組みを発表 JR北海道

2000人規模の除雪作業員も 駅での情報提供も強化

 そのほかJR北海道は、雪の吹き溜まりを防ぐ「防雪柵」を、2015年度は札沼線・根室線など4路線5区間(合計0.9km)へ導入します。

 また無人駅や列車本数が少ない線区など降雪状況の情報収集が困難な場所や、札幌圏の重要な個所においては、その降雪状況を迅速に把握するために「降雪モニターカメラ」を設置。2015年度は札幌圏の琴似・北海道医療大学の2駅へ新設します。

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「車輪削正」の様子と、駅ディスプレイでの情報提供(写真出典:JR北海道)。

 冬期には鉄道車両の車輪と、車輪踏面(車輪がレールと接する面)に押し付けて摩擦でブレーキをかけるための「制輪子」とのあいだが凍結し、車輪踏面に傷が発生しやすくなります。そうして正しい形状を保てなくなった車輪踏面については、「車輪削正(機械で車輪を削り正しい形状にする作業)」が行われます。

 JR北海道はこの冬、札幌運転所・函館運輸所に設置されている機械を有効活用し、車輪踏面の状態を徹底管理。「車輪削正」体制も強化して、車両運用の安定化を図る予定です。

 さらにJR北海道は、各所に2000人規模で除雪係員を配置。計画的に雪を排除する「予防除雪」を徹底するとのこと。また駅のディスプレイを有効活用し「降雪状況、運行状況、運休列車等についてお客様に対する情報提供の強化を進めます」としています。

【了】

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