新幹線客室の常時録画広がる 北陸まもなく、東北・秋田4月から

2015年6月、新幹線車内で起きた放火事件。この春、新幹線で客室内防犯カメラを常時録画に切り替える動きが広がります。

これまでは「SOSボタン」が押されたときに

 JR西日本は2016年3月14日(月)、北陸新幹線のW7系電車で3月15日(火)から順次、客室内防犯カメラの常時録画を開始すると発表しました。

 W7系が客室内とデッキ部(ドア付近、通路)に備える防犯カメラのうち、デッキ部のものは既に常時録画ですが、新たに客室内のものについても「さらなるセキュリティ向上を図るため」(JR西日本)、常時録画にするものです。これまで客室内の防犯カメラは、車内の「SOSボタン」が押されたときに録画されていました。

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客室内の常時録画が始まる北陸新幹線のW7系電車(2015年2月、恵 知仁撮影)。

 同社によると、2016年4月末までに11編成132両のW7系全編成で、客室内の常時録画を開始。録画した画像については、厳正に取り扱うとのこと。また北陸新幹線にはJR西日本所属のW7系のほか、JR東日本所属のE7系も運行されていますが、こちらは3月23日(水)から客室内の常時録画を開始される予定です。

 昨年6月30日、神奈川県内を走行中の東海道新幹線「のぞみ225号」車内で男性が放火、2名が死亡しました。こうした事態を受けて現在、新幹線の客室内を防犯カメラで常時録画する動きが広がっており、2016年2月23日(火)にはJR東海が全新幹線で初めて、客室内を常時録画する車両の運行を東海道・山陽新幹線で開始しています。

 またJR東日本によると、2016年4月中旬から東北新幹線のE5系、秋田新幹線のE6系電車でも客室内防犯カメラの常時録画が始められる計画です。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

 
    
 
    

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