日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?

生産終了から四半世紀近くが経過してもなお、人気の衰えることのないクラシック(BMC)「ミニ」。その人気の秘密はどこにあるのでしょうか。じつは調べれば調べるほど、日本の道路事情にジャストフィットしたコンパクトカーでした。

クラシック「ミニ」が日本の道路事情にピッタリな理由

 理由の3つ目は経済性の高さです。もともと、スエズ危機の影響によるガソリン価格高騰がきっかけで生まれた「ミニ」は、小さく軽い車体に必要十分な動力性能が与えられた経済車として開発されました。

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「ミニ」のカットモデル。設計に当たっては小型・軽量化にこだわり、ギアボックスを下に配した横置きエンジン、モノコックボディ、金属バネに変わって採用されたゴム製バネによる「ラバーコーン」サスペンションなど、様々な新機軸が用いられている(画像:geni CC-BY-SA 4.0)。

 そのためガソリン消費量は街乗りで1リッターあたり13~14km、高速走行時には20km近い燃費性能を誇ります。また、排気量が小さく、車両重量1tを割る「ミニ」は、自動車税や重量税も安く、維持費は同クラスの国産コンパクトカーとほとんど変わりがありません。

 そして4つ目はファン・トゥ・ドライブなクルマである点が挙げられるでしょう。軽く、小さな車体に必要十分な動力性能が与えられた「ミニ」は、ハンドリングと運動性に優れ、実用車でありながらライトウェイト・スポーツカーを思わせる運転の楽しさを兼ね備えています。

 また5つ目に挙げられるのは、旧車にもかかわらずパーツが豊富で、維持しやすいことです。大量生産され、世界中に多くの愛好家を持つ「ミニ」は、現在でも整備・補修に必要なパーツの欠品が少なく、アフターパーツも豊富なのでカスタムする楽しみがあります。

 以上の理由からクラシック「ミニ」は、旧車や輸入車の初心者からベテランまで誰もが楽しめる1台となっています。近年では「ミニ」の中古車価格は上昇を続けており、かつてのように格安で買えるような中古車はなくなりました。しかし、それでもクラシック「ミニ」の愛好家が減る気配はありません。

 今なお新たなファンを生み出しているのは、「ミニ」の人気が衰えることのない永遠のものだからなのでしょう。

【まるで間違い探し!】これがイタリア生まれの「ミニ」です(写真)

Writer:

「自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、モト・グッツィV11スポーツ、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか」に

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