JALの「約65年前のファーストクラス」が超ギラギラなのですが… 現代よりスゴいところも! でも実は「哲学」は今も共通!?
旅客機で最上級の座席区分「ファーストクラス」。国内で最も長い歴史を持つJAL(日本航空)では、1960年に就航した同社初のジェット旅客機、ダグラスDC-8にもこのクラスが導入されていました。約65年前にもあったジェット機としては初のJALのファーストクラスは、どのようなものだったのでしょうか。
最新機「A350-1000」もファースト搭載
旅客機で最上級の座席区分「ファーストクラス」は、年を追うごとに進化しています。同クラスにおいて日本で最も長い歴史を持つのは、JAL(日本航空)です。その歴史は古く、1960年に就航したJAL初のジェット旅客機、ダグラスDC-8「FUJI号」にもこのクラスが導入されていました。約65年前にもあった、ジェット機としては初のJALのファーストクラスは、どのようなものだったのでしょうか。
羽田空港のJAL格納庫の片隅には、JAL初のジェット旅客機であるダグラスDC-8「FUJI号」の実機の機首部分が保存されており、この室内に当時のファーストクラスの座席が設置されています。
このDC-8も、現在のJAL機と同じように「前方ファースト、後方エコノミー」のレイアウト。機体最前方には、DC-8の客室における最大の特徴「機内ラウンジ」があり、その後ろにファーストクラス、さらに後ろがツーリストクラス(現在のエコノミークラス)といった配置です。同型機におけるファーストクラスの座席は横2-2列、ツーリストクラス(現在のエコノミークラス)は横3-3列の配置でした。
そんなDC-8の客室上部を見ると、まず手荷物棚がとても小さいことに気づきます。イメージとしては、高速バスの棚と同じ程度。JAL最新鋭のファーストクラスを搭載し2024年に就航したエアバスA350-1000は、大型のスーツケースも入る収納棚があるので、この面でも大きな進化を遂げたことが分かります。
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