「お客さん警察行きましょうか…」ベテランタクシー運転手に聞く 驚愕の泥酔客3選「さすがプロ!」な案件まで

お酒を飲む機会が多くなる12月には、様々な迷惑客がタクシーの乗ってきます。そこで、これまでに出会った驚きの泥酔客を女性ベテランドライバーに列挙してもらいました。

え、男性客さっさと降りちゃった…

 それは、今から2年ほど前のこと。繁華街で乗り込んできたのは、男性客と泥酔した様子のスナックのママでした。

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数少ない女性の個人タクシードライバーである村瀬沙織さん。35歳という若い年齢で個人タクシー事業者になった(雪岡直樹撮影)。

 スナックのママの方は男性がいなければまっすぐ歩けないほどで、まさに抱えられるような状態だったといいます。とうぜん会話もベロンベロン、ろれつが回っておらず、村瀬さんは内心これは吐くか、もしくは寝込みそうだなと思い、事前に「エチケット袋は用意しているので、気持ち悪くなったら遠慮なく言ってくださいね」と声がけしてから走り始めたそうです。

 そうこうしているうちに、男性客が指定した目的地に到着。ここで、なんと男性客は泥酔したスナックのママを車内に残し、1人で降りてしまいます。これは警察案件になるのか……、などと絶望していたら、なんと泥酔していた彼女の口から「次は◯◯町の△△マンションまでお願いします」と、シャッキシャキのキッレキレで行き先を伝えてきたのだとか。

 バックミラーで後部座席を見ると、さっきまでミラーには映り込まないほど斜めに座っていたスナックのママが、別人のごとくシャキッと姿勢良く座り、目もパッチリ! 泥酔していたのではなく、泥酔したふりをしていたのだと、村瀬さんは瞬時に悟ったと語ってくれました。

 村瀬さんいわく「こりゃ1本取られたな!ってなったw」「さすがプロ!」という案件だったそうです。

 また、村瀬さんは先輩ドライバーが体験した驚愕の迷惑行為についても話してくれました

【写真】今とは別人!? ギャル時代の村瀬さん

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