異例の「新エアライン」誕生ラッシュ! みんな個性強い「2024年に誕生の新航空」、その全容とは

2024年、国内に新たな航空会社が複数生まれました。それぞれ、どのような特徴があるのでしょうか。

ANA系新航空は「LCCとフルサービスのいいとこ取り」

 2024年は国内にいくつかの新たな航空会社が誕生するという珍しい年となりました。どのような航空会社があり、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。どの会社も後発系ということもあり、既存の航空会社とは異なるビジネスモデルが掲げられています。

Large 20241231 01
Air Japan機(乗りものニュース編集部撮影)

 2月に就航したのは、ANA(全日空)グループが展開する新たな国際線航空会社「AirJapan」です。同社は自社を「LCCとフルサービス両方の良いところをあわせた新しいビジネスモデル」と称します。

 使用する飛行機はANAグループで使用していたボーイング787-8を改修したもので、上位クラスを設けないエコノミー1クラス、324席仕様の客室となります。その一方で、エコノミークラスとしては広い32インチ(約81cm)のシートビッチ(座席間隔)が特徴で、機内モニターを廃する代わりに、乗客自身のスマホなどで機内エンターテイメントサービスを楽しむスタイルを採用します。

 そのサービス内容は「最低限だけど安い」というLCC(格安航空会社)のような運賃設定から、追加料金を払うことで、食事やドリンクサービス、手荷物預けオプションなど、フルサービスキャリアと近しいサービスを受けられるのが特徴です。

 AirJapanはおもにインバウンド(訪日旅行者)をターゲットとしており、12月現在、成田~バンコク・ソウル(仁川)、シンガポール線に就航しています。その後もアジア方面の中距離国際線ネットワークを拡充する方針です。また、将来的にはANAグループのLCC、ピーチの拠点空港である関西空港への就航も示唆しています。

【写真特集】結構イイかも! ANA系新航空の座席やサービス全貌

最新記事

コメント