中国の新型ステルス機!? 同日に2種の機体が飛行“尾翼がない”先進設計機か

毛沢東の誕生日に合わせて公開した可能性も。

第6世代ジェット戦闘機の可能性もあり

 中国製の新型無尾翼機と思われる画像や動画が2024年12月26日頃からSNSなどで拡散され、海外の軍事系メディアも報じています。

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こちらは2024年11月に公開された新型のJ-20であるJ-20Sで2人乗りの複座仕様(画像:AVIC)。

 確認された機体は2タイプあります。1機目は、中国四川省成都にある成都航空機公司(CAC)の本社からテータ収集用と思われるJ-20を伴って飛行した機体で、2つのエアインテークと3基のエンジンを備えたステルス機能があると思われる無尾翼機です。

 2機目は瀋陽飛機公司(SAC)の施設から飛行した機体で、主翼の形状がギリシャ文字の「Λ(ラムダ)」の形に近い後退翼であるラムダ翼を持つ無尾翼機でした。

 この両機は、現在日本を含む世界各国で開発が進められている第6世代ジェット戦闘機か、新型爆撃機である可能性が示唆されています。鮮明な画像はなく、コックピット部分の詳細は確認できませんが、SNSの軍事ブロガーや中国の事情に詳しいジャーナリストなどは、無人機の可能性は低いだろうとしています。

 なお、12月26日は中華人民共和国の建国を宣言した毛沢東の誕生日でもあり、過去にも新型機などを意図的に飛行させたこともあります。今回もこの日を意識した試験飛行だった可能性があります。

大々的に公開! J-20Sが初披露されたときの様子(写真)

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