オスプレイ、熊本地震でどう活動? 安全に懸念は? ネパールの前例
安全面の懸念は?
一部において、「オスプレイ」は垂直離着陸を行う際に発生する「ダウンウォッシュ(吹き降ろしの風)」の強さから、災害救助には不向きではないのかという懸念の声もあがっています。「オスプレイ」が比較的ダウンウォッシュの強い機体であることは事実であり、2015年4月のネパール地震に派遣された機体は小屋を吹き飛ばしてしまいました。
しかしこれは「オスプレイ」特有の問題ではなく、自衛隊も保有するCH-47「チヌーク」など大型のヘリコプター全般にいえる弱点です。「オスプレイ」はある意味で政治的シンボルと化してしまっているため、小屋を吹き飛ばしたことがことさら欠陥のように繰り返し喧伝されていますが、ダウンウォッシュで地上の構造物を吹き飛ばした事例はそれほど珍しいものではなく、過去、自衛隊のヘリコプターにおいても発生しています。
ダウンウォッシュ対策はそれほど難しい問題ではありません。学校や駐車場、または空き地など、ある程度の面積が確保できる場所へ着陸が可能な場合の輸送は「オスプレイ」を優先的に割り当て、狭い場所への着陸を余儀なくされる場所へはUH-60J「ブラックホーク」など別の機種を用いることで簡単に解決します。
以上のように、「オスプレイ」はほかのヘリコプターとほとんど同じように活動することとなります。「オスプレイ」が輸送任務にあたることに対して、過度に不安視する必要は全くありません。
【了】
Writer: 関 賢太郎(航空軍事評論家)
1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。
乗り物ニュースさんですからよくおわかりだと思いますが、新幹線が数分速くなっても、1日に1本か2本(あるいはそれ以上)多くダイヤを組むことが出来るわけです。通常の輸送ヘリより速度が、ほぼ倍のオスプレイであれば、どれだけ物資の往復運搬に貢献するか、そういう視点が全くありませんね。「主力輸送機であるから」というのは的外れではなくても(というか、完全な的外れやこじつけっぽい気もしますが)、適切ではありません。原稿は編集部の皆さんでチェックされているのですからよく考えて掲載してください。
オスプレイの使用は今後のためにも是非必要である。従来のヘリ運用で十分という認識しか持たないこの評論家は評論する価値無。
危機における運用方法を数多く経験させることは必要である。
岩国からの運用も無駄かのように書かれているが、沖縄から運用すれば左巻連中の雑音がガアガアうるさい。
これぐらいの事もわからない評論家は、評論の看板を下ろしたらどうだ。
右向け右の方々は、日本語もろくに理解できないようだ。
この記事を読んで噛みつくとは、右曲がりの方々は阿呆つーか、基地だね~
恐らく、運航の経費は日本もちでしょ
トモダチ作戦ではなさそうだよ。
日本にだってヘリぐらいはありそうだけど。
>今回の、本拠地である普天間基地から拠点となる岩国基地までの飛行は、それほど遠いとはいえません。
これについては十分遠距離移動だと思う、従来の輸送ヘリであれば一日のうちに到着は叶わなかったかもしれない
ただ、岩国に着いてからは岩国→集積地→避難場所といった移動であるので距離も短く、ソーティ数を生かせるほどでもなく物資の輸送量はCH-47等に比べて有利とは言えないものであろう
軍隊が実戦配備している訳ですから、安全で利用価値がある装備である事に違いないでしょう。
開発段階でどんなに事故が起きようと、問題を解決できているから実戦配備している訳でしょう。
MV22は最新の民間旅客機より飛行が安全である事は数値的に実証されています。
>開発段階でどんなに事故が起きようと、問題を解決できているから実戦配備している訳でしょう。
私もそう思う。既に量産実用機。老朽化した旧式ヘリの方が危なそうに思うのだが。
先入観や政治的立ち位置から離れて、純粋に機体の性能として見た場合、機体コスト以外は災害支援に最適と思う。普通のヘリとは違って胴体真下はダウンウォッシュ無さそうなんで、救助で吊り上げるのにも向くんじゃないか?
もうちょっと小さくてずっと安ければ、海上保安庁とかドクターヘリとかでも使って欲しいくらいだ。