オスプレイ、熊本地震でどう活動? 安全に懸念は? ネパールの前例

「平成28年熊本地震」の航空輸送支援に、米海兵隊が垂直離着陸輸送機「オスプレイ」を派遣。日本の災害支援で同機が投入されるのは、今回が初のケースです。いったいどのように活動するのでしょうか。また、懸念はないのでしょうか。

「オスプレイ」である必要性は乏しい?

 2016年4月17日(日)、安部首相は在日米軍から申し入れがあった熊本地震における航空輸送支援について、受諾する旨を明らかにしました。これを受けて、アメリカ海兵隊は普天間基地(沖縄県)よりMV-22B「オスプレイ」垂直離着陸輸送機を4機、岩国基地(山口県)へと派遣。18日中にもさらに4機、増派される予定です。

 日本において発生した災害で、「オスプレイ」が派遣されるのはこれが初の事例となりますが、その特性や性能はどのように活かされることが想定されるでしょうか。

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2015年4月に発生したネパール地震にも、米海兵隊の「オスプレイ」が派遣された(写真出展:アメリカ海兵隊)。

「オスプレイ」は飛行機に準ずる非常に優れたスピードと航続距離を持ち、かつヘリコプターのような垂直離着が可能な「ティルトローター機」です。こうした性能は、遠方に急遽展開したり、物資や人員を空輸するといった任務において発揮されます。

 しかし今回の、本拠地である普天間基地から拠点となる岩国基地までの飛行は、それほど遠いとはいえません。また、岩国基地から被災地へ支援物資を輸送する際は200km前後の短距離を往復することになりますから、航続距離はあまり関係がなく、高速性能によって短縮できる時間も片道あたり十数分程度でしょう。負傷者などの急患輸送を担った場合でも、最寄りの医療拠点までせいぜい数十kmですから加速することもできません。したがって、「オスプレイである必要性」はあまり無いといえます。

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コメント

8件のコメント

  1. 乗り物ニュースさんですからよくおわかりだと思いますが、新幹線が数分速くなっても、1日に1本か2本(あるいはそれ以上)多くダイヤを組むことが出来るわけです。通常の輸送ヘリより速度が、ほぼ倍のオスプレイであれば、どれだけ物資の往復運搬に貢献するか、そういう視点が全くありませんね。「主力輸送機であるから」というのは的外れではなくても(というか、完全な的外れやこじつけっぽい気もしますが)、適切ではありません。原稿は編集部の皆さんでチェックされているのですからよく考えて掲載してください。

  2. オスプレイの使用は今後のためにも是非必要である。従来のヘリ運用で十分という認識しか持たないこの評論家は評論する価値無。
    危機における運用方法を数多く経験させることは必要である。
    岩国からの運用も無駄かのように書かれているが、沖縄から運用すれば左巻連中の雑音がガアガアうるさい。
    これぐらいの事もわからない評論家は、評論の看板を下ろしたらどうだ。

  3. 右向け右の方々は、日本語もろくに理解できないようだ。

  4. この記事を読んで噛みつくとは、右曲がりの方々は阿呆つーか、基地だね~

    • 恐らく、運航の経費は日本もちでしょ
      トモダチ作戦ではなさそうだよ。
      日本にだってヘリぐらいはありそうだけど。

  5. >今回の、本拠地である普天間基地から拠点となる岩国基地までの飛行は、それほど遠いとはいえません。

    これについては十分遠距離移動だと思う、従来の輸送ヘリであれば一日のうちに到着は叶わなかったかもしれない
    ただ、岩国に着いてからは岩国→集積地→避難場所といった移動であるので距離も短く、ソーティ数を生かせるほどでもなく物資の輸送量はCH-47等に比べて有利とは言えないものであろう

  6. 軍隊が実戦配備している訳ですから、安全で利用価値がある装備である事に違いないでしょう。
    開発段階でどんなに事故が起きようと、問題を解決できているから実戦配備している訳でしょう。
    MV22は最新の民間旅客機より飛行が安全である事は数値的に実証されています。

  7. >開発段階でどんなに事故が起きようと、問題を解決できているから実戦配備している訳でしょう。

    私もそう思う。既に量産実用機。老朽化した旧式ヘリの方が危なそうに思うのだが。

    先入観や政治的立ち位置から離れて、純粋に機体の性能として見た場合、機体コスト以外は災害支援に最適と思う。普通のヘリとは違って胴体真下はダウンウォッシュ無さそうなんで、救助で吊り上げるのにも向くんじゃないか?

    もうちょっと小さくてずっと安ければ、海上保安庁とかドクターヘリとかでも使って欲しいくらいだ。