トヨタ車はなぜこんなにタフなのか? 好きすぎて“ミリタリーハイラックス”再現した人も

世界の紛争地で活躍するのがピックアップトラックに武装を施した「テクニカル」と呼ばれる即席の軍用車です。このテクニカルを日本国内で作った人を見つけました。

TVでよく見る武装SUVの正体

 中東やアフリカ、ウクライナなどの紛争地域では、民生用のSUVやピックアップトラックの荷台に機関銃や対空機関砲、無反動砲などを備えた即席の軍用車両を見かけます。ニュース番組などで目にすることが多いこれらの車両のことを「テクニカル」と呼びます。

Large 20250115 01

拡大画像

アフガニスタン内戦で現地の武装勢力が用いていたテクニカル。トヨタ「ハイラックス」をベースに、荷台に旧ソ連製の重機関銃を搭載している(画像:アメリカ陸軍)。

 テクニカルは特殊部隊などを除くと先進国の正規軍が使用するケースは少なく、その多くが発展途上国の軍隊や治安組織、PMC(民間軍事会社)、傭兵、民兵、ゲリラ、テロリスト、マフィア、麻薬カルテル、密輸組織などの武装集団で使われているようです。

 テクニカルのベース車として人気を集めているのが、トヨタ「ランドクルーザー」や「ハイラックス」です。これらは、紛争地域で戦う前線の兵士たちにとっては「頼りになる戦友」として愛用されていますが、なぜトヨタ車が使用されるかと言えば、兵士たちが何よりも重視する兵器としての使用実績、専門用語で言う「バトルプルーフ」があるからでしょう。

 トヨタ車ベースのテクニカルが初めて華々しい戦果をあげたのは、1978~87年のチャド・リビア紛争と言われています。これはフランスの支援を受けたチャド政府軍と、リビアと連合軍を組んだチャド反政府勢力との間で戦われた内戦で、紛争末期(1986~87年)に両勢力ともトヨタ製のピックアップトラックを軍用車両として大量に実戦投入したことから、のちに「TOYOTA WAR(トヨタ・ウォー)」と呼ばれるようになりました。

【エンブレムも変えたの!?】日本国内に存在する「テクニカル」をグルリと見る(写真)

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. タコマって、米国トヨタでは?

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス