史上初!「自衛隊車両」ベトナム軍に引き渡し完了 譲渡されたのは「戦車」にもなる“万能選手”

記念行事では戦車としても活躍するとか。

ダンプトラックにもクレーン車にもなる万能車両

 防衛省は2024年12月24日、ベトナムに対し、中古の資材運搬車2両の譲渡が完了したと発表しました。

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茨城県にある陸上自衛隊施設学校で整備教育を受けるベトナム軍人たち(画像:陸上自衛隊)。

 これは、2024年7月に日本とベトナムのあいだで決まったもので、日ベトナム防衛装備品・技術移転協定に基づく初の防衛装備品の移転案件となります。これに基づき、2024年9月17日から10月24日まで、ベトナム軍関係者を日本に招き、陸自施設学校や製造会社で運用・整備教育を実施していました。

 資材運搬車は無限軌道式(いわゆるキャタピラ)の足回りを持つ車両です。車体は全長4.3m、全幅約2.15mで、最大積載量は約3t。荷台は、ダンプトラックのように油圧シリンダーで後方に傾けることができ、車体中央に備えた吊り上げ能力約2tのクレーンと合わせて使うことで、人力で運べない重量物でも、自力で撤去から運搬、廃棄まで行えます。

 大型トラックや油圧ショベルなどと比べて小型であることから、狭い道を進んだり、狭い場所で活動したりできるほか、悪路に強い足回りを活かして泥濘地や湿地、山間地でも活動できる特性を持っています。また、大型トラックに載せて輸送できる高い被輸送性も兼ね備えています。

 日本とベトナムは、2023年11月の日ベトナム首脳会談において「包括的戦略的パートナーシップ」に両国の関係を格上げすることで合意しており、防衛省は引き続き防衛装備・技術協力はもちろんのこと、ハイレベル交流、能力構築支援や教育交流を進めていくと述べています。

 そのため、今回の資材運搬車をきっかけに、より大きな防衛装備品の移転もあるかもしれません。

【え、戦車!?】自分は戦車だと思い込んでいる「資材運搬車」です(写真)

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