“最強戦闘機”F-22「ラプター」アップグレードを開始! センサー強化で「防御力が大幅アップ」
未だに世界最強の戦闘機といわれることが多い機体。
生存性と戦闘能力が大幅に向上
アメリカの航空宇宙・防衛企業であるロッキード・マーチンは2025年1月23日、F-22「ラプター」の改良を行うと発表しました。
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アメリカ空軍と2億7000万ドル(約420億円)で契約されたこの改良では、同機に同社が開発しているTacIRSTセンサーを新たに装備することになります。この装備は次世代の赤外線探知装置(IRDS)といわれており、同装備を搭載したF-22は、空中の脅威を高い精度で探知・追跡することができ、生存性と戦闘能力が大幅に高まるとのことです。
IRDSは偵察と飛行中の脅威警告の両方に使用できる多目的センサーで、ロッキード・マーチンのミッション・システム担当であるのハンク・タッカー副社長は「IRDSのような先進的で多用途の赤外線システムは、パイロットの任務遂行能力を向上させ、現在および将来の敵に対して致命的なものとなるでしょう」と話します。
なお、今回IRDSが搭載されるF-22は、アメリカ空軍でのみ運用されているステルス機能を有する第5世代戦闘機で、同じ世代の戦闘機が増えた現在でも「世界最強の戦闘機」と呼ばれることもあります。
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