あれっ F-22弱くない?「世界最強戦闘機」の意外な欠点とは “最強への階段”阻むのは「定番のラスボス」

「世界最強の戦闘機」との異名を持つアメリカ空軍のF-22「ラプター」戦闘機ですが、意外な弱点がありました。それは、より古いF-16戦闘機などにも装備されるようになったものがないという点。いったいどこなのでしょうか。

「エア・ドミナンスファイター」の異名あるけれど…

 圧倒的に強い空戦性能から、「史上最強の制空戦闘機」とも称されるのが、ロッキード・マーチン製のF-22「ラプター」です。演習においては、他の戦闘機に対して一方的に勝利を収めており、まさしく「エア・ドミナンスファイター(航空支配戦闘機)」の異名どおり、空の支配者としての絶対的な権威を示している模様です。

Large 20241224 01

拡大画像

アメリカ空軍のF-22「ラプター」戦闘機(画像:アメリカ空軍)。

 しかし、その輝かしい実績の裏には、意外な弱点も隠されているとか。それは、至近距離での戦闘、いわゆる「格闘戦」における能力です。

 F-22は、機動性においても比類のない存在です。強力なエンジンと大きな主翼による高い旋回性能は既存の戦闘機をはるかに上回り、また推力偏向ノズルと組み合わせることによって、あらゆる状況においても優勢を確保できます。純粋な旋回戦闘においては、他の追随を許さない圧倒的な強さを誇ると言っていいでしょう。

 旋回性能に優れるなら格闘戦においても強いと言えそうですが、なぜこのような高性能機が格闘戦では意外なほどに弱いのでしょうか。その謎を解き明かす鍵は、F-22が装備する短射程空対空ミサイルとヘルメットの運用方法にあります。

 F-22が当初装備していた短射程空対空ミサイルは、1980年代に開発されたAIM-9M「サイドワインダー」でした。このミサイルは、当時としては画期的なものでしたが、21世紀の戦闘機が要求する性能かというと、そうではありません。特に最近は、背後の敵さえ攻撃可能な「オフボアサイト攻撃能力」を持ったミサイルが主流であるのに対し、AIM-9Mはそうした能力がないという根本的な問題があります。

 一応、F-22もその後のアップデートでオフボアサイト能力を持つ新型のAIM-9Xを運用できるようになっています。これで、F-22は短射程ミサイルの不利はなくなったかのように思えますが、同機が足りないのはそれだけではありませんでした。F-22はパイロットの視線に追随しその方向にミサイル照準・発射することができる「ヘルメットマウンテッドサイト(HMS)」を有しておらず、攻撃できるのは前方に相対する敵機に対してのみです。

【案外フツー!?】これがF-22「ラプター」の操縦席です(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. イラン海軍の潜水艦が「撃破される瞬間」捉えた映像が公開 3隻の無人ボートが基地を急襲 “米軍史上初”の攻撃
  2. ロシア軍の攻撃ヘリが「飛行中に急襲される瞬間」捉えた映像が公開 背後から「刺客」が忍び寄る
  3. フェリーが「浮上した海自の潜水艦」を発見!日本一深い湾の「レアな光景」捉えたショットが公開
  4. 「最新鋭旅客機」が駐機中に突如“崩れ落ちる”! 前脚が折れ機首が激突…「衝撃の瞬間」なぜ発生? 背景が明らかに
  5. 惨劇なぜ? 旅客機の客室窓が“上空で木っ端みじん” 「乗客の体が吸い出された」戦慄の様子が公開される
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号