初物尽くしだ! 海外訓練に「航空自衛隊のルーキー」3機種が一挙参加へ いったい何が?

アメリカやオーストラリアもF-35持っています。

グアムに空自の最新鋭が集結!

 航空自衛隊は2025年1月23日、来月(2月)に米領グアムで実施される国際共同訓練「コープ・ノース25」に参加することを発表しました。

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三沢基地で任務に就く航空自衛隊のF-35A「ライトニングII」(布留川 司撮影)。

「コープ・ノース」は、日本の自衛隊と、アメリカ並びにオーストラリアが参加する多国間訓練です。各国は戦闘機を中心とした部隊をグアムに派遣し、共同訓練を実施することで部隊の戦術技量を向上させるとともに、共同対処能力や相互運用性の向上を図ることを目的としています。

 また、今回は航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F-35A「ライトニングII」が派遣するとのこと。「コープ・ノース」に航空自衛隊のF-35Aが参加するのは初めてです。なお、数は6機で、全機が青森県の三沢基地に所在する第3航空団の所属機です。

 加えて、航空自衛隊はE-2D「アドバンスド ホークアイ」早期警戒機2機と、KC-46A「ペガサス」空中給油機1機も派遣する計画ですが、これらも海外訓練に参加するのは初めてとなります。

 E-2Dは航空自衛隊が1980年代から運用しているE-2C「ホークアイ」の改良型です。一見するとC型とD型は良く似ていますが、レーダーなどの電子機器が一新されているため、早期警戒機としての能力は大幅に向上しています。

 KC-46Aはアメリカ空軍でも配備が進められている最新の空中給油機で、増設されたレーダー受信・警報機や赤外線妨害装置などといった自己防御装置により生存性が向上しているのが特徴です。航空自衛隊では鳥取県の美保基地に2021年より配備が始まっています。

 F-35A、E-2D、KC-46Aと航空自衛隊の最新鋭機がそろって国際共同訓練に参加することは、隊員の技量向上だけでなく、これら機体の今後の運用にとっても大きな収穫が得られる機会となるでしょう。

【画像】これが「コープ・ノース」に初参加の大型機です

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