「JR貨物の機関車が牽引する豪華列車」はまるで「走る料亭」!? 揺れる車内でガチ調理 “究極の食堂車”を体験!

東急とJR四国は、豪華観光列車「ザ・ロイヤル・エクスプレス」を用いた四国・瀬戸内エリアのツアー列車の運行を開始します。何がスゴイのか、実際に確かめてきました。

マリンライナーとは全然違う「瀬戸大橋を渡る」体験

 試乗会は岡山~多度津間の運行となり、JR四国の「藍よしのがわトロッコ」を貸し切って徳島県の景勝地「大歩危・小歩危」などを訪問する新コースの一部を再現する形で運行されました。このダイヤでは岡山駅を10時10分頃に発車し、多度津には14時頃に到着します。

 列車は岡山を出ると瀬戸大橋線を進み、児島で一旦運転停車します。ここでは、快速「マリンライナー」や特急「しおかぜ」を先に通します。見慣れぬ青い車体の列車は、これらの列車の乗客から大きな注目を集めていました。

 児島を出ると、列車はいよいよ瀬戸大橋に差し掛かります。絵画の額縁のような「ロイヤルエクスプレス」の窓から見える景色は、快速「マリンライナー」などから見える車窓とはまた違って見えます。1号車の展望車からは、先頭に連結されている国鉄型機関車とダイナミックな瀬戸大橋が見え、かなり新鮮な光景です。

 そうこうしている間に列車は四国に入り、高松に到着。ここで進行方向が変わるため、機回しが実施されました。JR西日本の電気機関車が切り離され、逆側にJR貨物の機関車(EF210-140号機)を連結。高松~多度津間はJR貨物の機関車+電源車+「ザ・ロイヤル・エクスプレス」5両という編成で運転されます。

 列車は高松駅を出ると、「サンライズ瀬戸」が留置されている高松運転所の傍を通り、途中で運転停車を挟みながら進み、多度津駅に到着しました。乗車時間は約4時間ありましたが、それが一瞬に感じられ、「もっと乗っていたい」と思えるものでした 。

【画像】まさに究極の食堂車!これが車内で提供される食事です

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