国道4号「12.2kmの4車線化」2025年度完成へ 東北道IC接続の「北上拡幅」で“追加対策”が完了
国道4号の「北上拡幅」が、2025年度に全線開通します。
全線開通の見通しを発表
国土交通省東北地方整備局岩手河川国道事務所は2025年1月30日、国道4号の「北上拡幅」が2025年度に全線開通すると発表しました。
国道4号は東京と青森を結ぶ大動脈です。このうち岩手県北上市では、混雑緩和や沿線環境の改善などを目的に、1982(昭和57)年度から北上拡幅と呼ばれる事業が進められています。従来の幅12.5m・車道2車線だった道路を、倍以上の幅26m・4車線に拡幅するプロジェクトです。
対象の12.2kmのうち、9.7kmは4車線で開通しており、現在は、東北道の北上金ヶ崎ICと接続するJR六原駅付近から大関沢橋までの残り2.5kmで工事が続いています。
岩手河川国道事務所によると、2022年11月、この2.5km区間で地盤の支持力が弱い箇所を複数確認したため、追加対策として路床を一部掘って良質土に交換する工事を進めていました。
2025年1月、この追加対策が終わり、舗装工事が進められる状況に。そして今回、工程を精査した結果、2025年度に全線開通できる見通しになったといいます。
同事務所は「引き続き、工事期間中の車線規制についてご理解とご協力をお願いします」としています。
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