ロシア軍の重要な防空兵器が「撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 “頭脳”を無力化か
ウクライナ国防省は、ロシア軍のS-300V長距離地対空ミサイルシステムの追跡レーダーを撃破する映像を公開しました。
「S-300V」地対空ミサイルシステムが攻撃を受ける
ウクライナ国防省は2026年1月6日、同国東部ドネツク州で、ロシア軍のS-300V長距離地対空ミサイルシステムを構成するレーダーを破壊したと発表し、その様子を捉えた映像を公開しました。
S-300は旧ソ連時代に開発され、現在もロシア軍の防空兵器として重要な役割を担っています。様々な派生型があり、「S-300V」は自走発射機がキャタピラで走行する装軌車両となっています。
ウクライナ国防省は今回の攻撃で、無人システム軍に所属する第412独立無人システム旅団「ネメシス」が、S-300Vの頭脳となる「9S32」追跡レーダーを破壊したと報告。「9S32」追跡レーダーは、約150kmの索敵範囲を持ち、最大6つの目標に対して、同時に12発のミサイルを誘導可能な能力があるとされています。
なお、ウクライナの無人システム軍は、2024年に創設された世界で初めてドローンの運用に特化した独立軍種です。
ちなみにS-300Vは、ロシアが不法占拠している北方領土の択捉島と国後島にも2020年に配備されましたが、ウクライナへの全面侵攻後、両島から姿を消したことが明らかになっています。日本の防衛省は「ウクライナでの使用のために転用された」と分析しており、ウクライナ侵攻の影響が、極東の防空態勢にも表れていると指摘しています。





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