車内で郷土料理フルコース 「走る農家レストラン」運行 長野・飯山線

「ふるさと」がイメージされた観光列車の車内で、地元の人たちによる“郷土料理のフルコース”を楽しめる長野・飯山線の「走る農家レストラン」。今年の運行計画が決定しました。

日本一の信濃川を眺めながら 温泉や手すき和紙の体験も

 JR東日本・飯山線の観光列車「おいこっと」を使用した「走る農家レストラン」について、今年の運行計画が決定しました。

 飯山線は、豊野駅(長野市)と越後川口駅(新潟県長岡市)を結ぶ96.7kmの路線で、車窓には「日本一長い川」である信濃川(千曲川)やリンゴ畑などが展開。俗に「日本の原風景」と呼ばれるような、四季折々に姿を変えるのどかな景色が広がります。

 そして、この飯山線を走る観光列車「おいこっと」は、「訪れる人すべてにやすらぎと癒やしを提供したいという思いと、田園風景や川、山など日本人が思い描くふるさと(田舎)をイメージ」した車両で、「夏休みに遊びに行っていたおばあちゃんの家」のような古民家風の内装デザインなどが特徴です。

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千曲川などが織りなす長野の「ふるさと」を眺めながら、長野の郷土料理を楽しめる「走る農家レストラン」(2015年11月、恵 知仁撮影)。

 こうした沿線環境と車両を生かし、観光列車「おいこっと」でノンビリした風景を楽しみながら、車内で「前菜」から「デザート」まで、地元の食材を使った、地元の人たちが提供してくれる“郷土料理のフルコース”を楽しもうというのが、この「走る農家レストラン」です。

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古民家がイメージされた飯山線の観光列車「おいこっと」の車内(2015年11月、恵 知仁撮影)。

 2016年の運行は「初夏コース」6月18日(土)、「夏コース」7月9日(土)、「晩夏コース」8月20日(土)、「初秋コース」9月10日(土)、「秋コース」10月15日(土)、「晩秋コース」11月12日(土)の合計6回。北陸新幹線と接続する長野駅から、飯山線の観光列車「おいこっと」で森宮野原駅(長野県栄村)まで往復する行程で、途中、車内での“郷土料理フルコース”ほか、温泉入浴や手すき和紙の体験、ブナ林の散策などが楽しめます(料理や体験の内容はコースによって異なる)。

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ディーゼルカー2両編成の観光列車「おいこっと」。普段も一般の観光列車として飯山線を走る(2015年11月、恵 知仁撮影)。

 乗車には「走る農家レストラン」のツアーへ参加する必要があり、代金は各回共通で大人9000円、子供7600円です(長野駅発着の場合。上田駅や松本駅など発着のプランも)。申込みはJR東日本・長野支社のウェブサイト、JR東日本の駅にある「びゅうプラザ」、また電話(「びゅう予約センター」026-227-6809)で行えます。

・JR東日本 長野支社
http://www.jreast.co.jp/nagano/view/main.html

【了】

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