「日本市場意識バリバリ」なEVバス最大手メーカーの新型車両出現! で、どこが“日本仕様”?

BYDの新型EVバス「J7」が公開されました。同メーカーはかなり日本市場を意識しており、同バスもその方針を強く印象付けるものでした。

顧客を意識しつつ性能も追求

 EV業界をリードしているBYD製ということで、J7には新技術も採用されています。車輪のハブ内部に、最新のインホイールモーターを採用した「eアクスル(EVの動力源であるモーター、ギア、インバーターなどをひとつにまとめた装置)」という専用設計の駆動システムを搭載しているのです。

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BYDが日本で販売している各車両(西川昇吾撮影)

 この装置がJ7のフラットな床を実現するのに貢献しています。全幅2.3mでありながらフルフラットという日本専用モデルの特徴を実現するために必要な技術であったと言えるでしょう。

 今回のJ7の登場により、小型のJ6、中型のJ7、大型のK8と日本市場における大中小のバスのラインアップが出揃いました。日本ユーザーの希望に合わせたボディサイズを展開しているBYDは日本での商用車事業において、地道ながらしっかりニーズと信頼を得ようという姿勢が見て取れます。これまで日本に350台を超える納入をし、国内のEVバスシェアが7割超という数値からがそれを物語っていると言えます。

 2026年にはEVトラックを導入予定とのことで、BYDの働く車が日本で増えることは間違いないと言えます。商用車のBYDの動向にも注目したいところです。

【画像】平らな車内! これが、日本向けに設計されたJ7です

Writer:

1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。自動車専門誌やウェブ媒体、ファッション誌などで、新車情報からカスタムかー、旧車、カーライフお役立ちネタまでクルマに関して幅広く執筆。自身でのレース活動も行っている。

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コメント

2件のコメント

  1. CHAdeMOと書いてキャスモと読むのでしょうか?

    チャデモだと思っていましたが…

  2. チャデモじゃね?