一般公開するぞ!「不死鳥」に変身の空自ベテラン輸送機 “カモノハシ”C-1とともにお披露目
見られる時間はわずか3時間!
特別塗装のモチーフは「フェニックス」
航空自衛隊入間基地はこのたび、2025年3月8日(土)、基地の一般開放を行うと発表しました。
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時間は13時~16時までの3時間で、当日は基地に所在するC-1特別輸送機やEC-1電子戦機などが地上展示されるほか、5つの自衛隊太鼓グループによる演奏などが予定されています。
C-1は国産初の量産多発ジェット機(大型ジェット機)として開発された機体で、通常は緑、茶、ベージュの3色迷彩が施されています。しかし、初飛行から50年以上が経過し、老朽化も進んでいるため、防衛省・航空自衛隊では、順次退役を進めており、試作機含めて31機造られたものの、2025年1月以降、そのほとんどが退役し、残る数機も近日中に飛行停止になる予定です。
そのようななか、数少ない現役の機体に特別塗装を施したようで、1月下旬に初めて披露されています。塗装はフェニックス(不死鳥)をモチーフにしており、「永遠に飛び続ける」との想いが込められているとのことで、極めて派手な外観となっています。
一方、EC-1は、カモノハシのような外観が特徴の電子戦機で、C-1輸送機の派生型になります。
機体にはコブのようなアンテナフェアリング(覆い)が複数あり、機首にも装着されています。同機は自衛隊が運用する航空機の中でも特に秘匿性が高く、機体や任務の詳細は公表されておらず、公の場に姿を現すのは極めて珍しい機体です。
EC-1もC-1と同じく、老朽化により間もなく退役する予定です。もしかしたら今回の基地一般開放でのお披露目が、最後の一般公開になるかもしれません。
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