「猫をクルマで轢いちゃった!!」息あるけど放置してもイイのでしょうか?←実は法律違反です

運転中に猫や犬を轢いてしまった。こんな状況に陥ると、ともするとそのまま走り去りたい衝動に駆られるかもしれません。しかし、勇気を出して行動することは、小さな命を助けるだけでなく、運転者の義務遂行にもつながります。

動物病院へ搬送

 ここからは、少し勇気がいりますが、是非ともやっていただきたい行動をお伝えします。あなたが運転する車で猫や犬を轢いてしまった場合、もしまだ息をしていたら、もしくは生死の判断がつかなければ、最寄りの動物病院に相談してください。

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柱に貼られた迷い猫を探すポスター。写真はイメージ(画像:PIXTA)。

 ただし、病院によっては野良猫や野良犬は診ないところもあるので、まずは受け入れてくれるか電話で確認を忘れずに。もし受け入れ不可であれば、受け入れ可能な病院を紹介してもらい、夜間であれば夜間対応している病院へ搬送しましょう。

 なお病院へ連れて行く際は、手袋もしくはビニール袋を手にはめてから優しくタオル等に包むと良いです。段ボール箱があれば、その中に入れることで、安定して運ぶことができます。

 病院では、怪我などの処置のほか、マイクロチップの装着を確認してもらいましょう。マイクロチップにより、飼い猫または飼い犬であるかどうかが判明するので、飼い主へ帰してあげることができます。連絡先が判明するだけで、ペットと飼い主、双方が少しでも幸せに近づけます。

 万一、自動車で猫(犬)を怪我させてしまっても、その後の動き方次第で命を救ってあげることは可能です。小さいけれど私たちと同じ「命」。急いでいて時間がない場合もあるでしょうが、勇気を出して助けてあげて下さい。

 こうした行動を運転者が取れるようになることで、冒頭に記した道路上で命を落とす猫の数は減らせるでしょう。

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Writer:

猫の魅力や個性を大切にし、猫との日々から見える豊かな世界を伝える。すべての猫が幸せに生きられる未来を願い、その思いを形にして発信します。

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