「バスここ通るの!?」な激セマ断崖絶壁にトンネル開通! “静岡の秘境”に通じる唯一の道 寸断させない!
静岡市の難波喬司市長は、葵区で進めていた県道梅ヶ島温泉昭和線「大河内トンネル」が3月3日(月)に開通すると発表しました。
静岡市街からバス約2時間!「梅ヶ島」への道が改良
静岡市の難波喬司市長は2025年2月21日の定例会見にて、葵区で進めていた県道梅ヶ島温泉昭和線「大河内トンネル」が3月3日(月)に開通すると発表しました。
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県道梅ヶ島温泉昭和線は、静岡市街から安倍川沿いに上流へさかのぼった市の最北部「梅ヶ島温泉」へ通じる唯一の道です。トンネルが開通するのは梅ヶ島の手前、市街から約29kmに位置する有東木(うとうぎ)地区。わさび栽培発祥の地と呼ばれる山深い集落です。
この付近の県道は、狭いところで幅員2.7m。大型バスも行き交い、普通車でもすれ違いが困難な箇所もあった所です。その現道を山側にバイパスする275mのトンネルが開通します。
安倍川沿いの断崖絶壁をゆく区間のため、大雨などによる斜面崩壊や落石による交通規制が幾度もなく発生し、2019年11月には全面通行止めが7時間、全ての規制が解除されるまで13日間と、長期にわたり通行に支障が生じたといいます。
7年をかけて完成したトンネルにより、幅員は7mを確保。防災対応力の向上のほか、市街地からの交通の便が良くなることで観光集客の強化も期待されるといいます。
ちなみに、静岡駅前から梅ヶ島温泉までは、バスで110分前後かかります。
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