ぜ~ッたい渋滞してる「千葉の3大エリア」なぜ混むのか? 逃げ場ナシ“面的渋滞”の根本原因
首都圏のなかでも、千葉県の渋滞はとりわけ慢性的。湾岸エリアに内陸エリア、さらに場合によっては極めて深刻なアクアラインエリア……どうしてここまで千葉は混雑するのでしょうか。
抜本的な解決は「もう1本」作るしか?
さらにこうした一般道の渋滞を避けるため、短い区間であっても京葉道路および首都高湾岸線~東関道を利用するクルマが多いことが、これら高規格道路を混雑させる原因となっています。
現在、国道357号は各所で交差点の立体交差化が進められ、一部は供用されていますが、その効果はまだ限定的と言えます。このエリアの渋滞を根本的に解決するには、国道357号の交差点をすべて立体交差化することに加え、構想中の新湾岸道路(第二湾岸道路)の開通を待つしかないでしょう。
行けども行けども渋滞!「船橋・鎌ヶ谷・八千代エリア」
続いて、多くのドライバーが頭を抱えるのが、船橋市内陸部の北東から東、国道16号までの鎌ケ谷市や八千代市を含む広いエリアです。
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このエリアの弱点はずばり、「真っ当な広い道がないこと」に尽きます。
西の(外環道沿いの)国道298号、東の国道16号に挟まれた地域で南北に走る主要道路は県道8号(船取県道)のみ、東西方向は県道59号(木下街道)、国道296号(成田街道)のみです。しかもこれらの道路は多くの区間が片側1車線で、かつ市街地を通るため、通過交通と地域交通が交錯し、日中はノロノロ運転が常態化しています。
通過交通がこのエリアを迂回しようと思っても、北はバイパスが一部未完成の国道464号、南は京葉道路から宮野木JCTを経由して国道16号という大回りルートとなるため、時間短縮は限定的で、積極的な利用にはつながりにくい状況です。
このエリアの混雑解消の有効打は、外環道から成田空港まで延びる計画の国道464号「北千葉道路」、国道296号バイパスの整備、県道8号の拡幅ですが、事業化されていない区間もあるため、まだ長い時間がかかりそうです。
昔、津田沼に住んで居たがクルマで移動するなら朝早く出て、夜遅く帰ってくるしか無かった。本当に不便です。