南米の大国「超音速機ゼロ状態」そろそろ解決!? 10年越しの悲願 部隊への正式配備は?

ようやく本格配備が始まりそう。

複座の訓練用機体が到着

 アルゼンチン国防省は2024年2月25日、先行して到着した複座タイプのF-16を公開しました。

Large 20250228 01

拡大画像

今回アルゼンチン空軍に引き渡された複座式のF-16。同空軍では25号機と呼ばれる(画像:アルゼンチン国防省)。

 この機体は、デンマーク空軍で退役した機体を中古購入したうちの1機です。F-16ブロック10型で二人乗り複座タイプの機体になります。アルゼンチン空軍では、25号機と呼ばれることになるとのことです。

 先行してアルゼンチンに到着したこの機体は、パイロットの訓練、支援クルーの教育、整備士やエンジニアの整備練習を目的とした訓練用機体で、デンマーク政府との間で2024年4月に購入契約が締結された24機のF-16A/Bブロック15の配備に備えた納入となります。

 今後数か月間はF-16を使用する予定である第6航空旅団のパイロットや整備スタッフが訓練を行い、年内には正式に24機が配備されるとのことです。

 アルゼンチン空軍は、2015年にダッソー・ミラージュIIIを退役させて以来、約10年間も超音速機がゼロとなっていますが、F-16が配備されれば久しぶりの超音速戦闘機となります。

【画像】政府高官もノリノリ! これがアルゼンチンにやってきたF-16です

最新記事

コメント