「鉄道×戦闘機エンジン」国鉄がマジで試作した車両とは!? 雪との闘いに“豪快すぎる発想”で対抗した結果

鉄道は雪に強いと言われますが、その運行を支えているのは、除雪車の存在があってのこと。過去には、トンデモない方法で雪を排するアイデアが考案され、実験されました。どのような方法だったのでしょうか。

進化しても基本は「かく」「飛ばす」

 その後も、車軸にかかる重さ(軸重)が過大だったDD15形の欠点に対応した小型機DD21形、入換機DE10形の前後に、軸重を分散する台車付きラッセルヘッドを備えたDE15形、マックレー+ロータリー車の機能をひとまとめにした除雪用ロータリーヘッドを装着したDD14形などが誕生。さらに豪雪に対応できるよう、幹線用機関車DD51 に箱型車体を載せロータリーヘッドを装着したDD53形もわずかながら製造されています。

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入換用ディーゼル機関車DD13形の前後にラッセルヘッドを装着したDD15形。17号機が三笠鉄道記念館に残されている。DD13形の改造ではなく、50両が新製された(遠藤イヅル撮影)

 現在ではこのような除雪用機関車は、除雪用機械のENR-1000形(JR北海道・東日本。同型がえちごトキめき鉄道にも在籍)や、キヤ143形(JR西日本)、キヤ291形(JR北海道)などへの置き換えが進んでおり、次第に姿を減らしています。

 2025年2月現在、JR では雪かき車は運用されていませんが、弘南鉄道や津軽鉄道では未だにキ100形が使用されます。このほか函館市電と札幌市電では「ササラ電車」も有名です。これは、車両の前後に「ササラ」と呼ぶ竹製のほうきを取り付け、それを回転させて雪を跳ね飛ばして除雪するもの。また福井鉄道では、車齢100年を超えたデキ11形電気機関車が、車体に排雪板を取り付けて元気に除雪で活躍しています。

「トンデモナイ風で吹き飛ばす」を考えた

 このように、除雪車にはさまざまな形態がありますが、「かく」「飛ばす」以外に除雪する方法はないものでしょうか。そこで国鉄は、とあるトンデモなアイデアを考え出しました。

 それは「大量の風で雪を吹き飛ばす」こと。現代では高性能なブロアーで風を送って雪を飛ばすのは、ひとつの方法ですので、どこがトンデモなの?と思ったかもしれません。

 しかし、それが「貨車にジェット戦闘機用のジェットエンジンを搭載して爆風で雪を飛ばす」と聞いたら、「なんだそのロマンあふれる貨車は!」とツッコミを入れたくなるのではないでしょうか。

【豪快すぎる!】これが「戦闘機のジェットエンジンを積んだ除雪車」です(画像)

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