「バス通れるの!?」ハラハラする激セマ山道にトンネル開通! 静岡の“秘境温泉”につながる一本道が改善
静岡市葵区の県道29号梅ヶ島温泉昭和線「大河内トンネル」が、2025年3月3日に開通します。
「梅ヶ島」への道が改良
静岡市葵区の県道29号梅ヶ島温泉昭和線「大河内トンネル」が、2025年3月3日15時に開通します。
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県道29号梅ヶ島温泉昭和線は「梅ヶ島街道」とも呼ばれており、静岡市中心部と市の最北部・梅ヶ島温泉を安倍川沿いに結んでいます。今回開通するトンネルは、市街から北へ約29km、梅ヶ島の手前に位置する有東木(うとうぎ)地区にできます。わさび栽培発祥の地と呼ばれる山深い集落です。
この付近の県道は大型バスも通りますが、狭いところで幅2.7mしかなく、普通車でもすれ違いが難しい状況です。この現道に対して、山側に長さ275mのトンネルを整備して通過します。
安倍川沿いの断崖絶壁をゆく区間のため、大雨などによる斜面崩壊や落石による交通規制が幾度もなく発生し、2019年11月には全面通行止めが7時間、全ての規制が解除されるまで13日間と、長期にわたり通行に支障が生じたといいます。
7年をかけて完成したトンネルにより、道路は幅7mを確保。防災対応力の向上のほか、市街地からの交通の便が良くなることで観光集客の強化も期待されるといいます。
ちなみに、静岡駅前から梅ヶ島温泉までは、路線バスで110分前後かかります。
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