「3月決算=大幅値引き」は過去のハナシ!? 新車で“イチバン”の買い時はいつなのか 関係者を直撃
ひと昔前まで「新車を購入するなら3月決算が好条件を引き出しやすい」とされていました。しかし、様々な要因により決算期でも大幅値引きが出にくくなっています。それでは、1年のうちどの時期に新車を購入するとお得なのでしょうか。
あえて閑散期を狙った方がお得ってホント?
それでは、1年のうちいつ新車を購入するのが、大幅値引きを引き出せ、お得なタイミングとなるのでしょうか。

知り合いのディーラー関係者に聞いたところ、ひとつは新車需要が落ち込む時期、決算直後の4月や10月だと新規来店がパタっとなくなるので丁寧な接客になりやすく、交渉次第で良い購入条件が引き出せるとか。
また、5月のゴールデンウィーク明けや8月のお盆明け、9月のシルバーウィーク明けは、連休によってディーラーの稼働日数が減ることから、月間販売目標をクリアできるか不安になるセールススタッフが少なくはないため、こちらも値引きが拡大しやすくなるようです。
加えて、6月や11月は1年を通じて新車需要が少なくなるディーラーの閑散期です。数少ない来客を取りこぼさないようにと、最初から好条件を提示してくるセールススタッフもいると聞きます。
また、輸入車に限っては9月決算を狙うのもひとつの方法です。輸入車の場合は3月ではなく9月決算を重視するディーラーが多く、販売台数が少ないことから国産ディーラーと比べると決算期でも店舗が混雑することは稀なので、普段と変わりがない丁寧な接客を受けられることが多いようです。
そのような輸入車ディーラーが決算期に在庫車、とりわけフルモデルチェンジやマイナーチェンジの直前や直後の古いモデルの在庫車を販売する場合は、驚くほど高額な値引きが飛び出すことがあります。
これは、ずいぶん前ですが、筆者(山崎 龍:乗り物系ライター)は9月のある日、マイナーチェンジ後のとあるフランス車をディーラーに見に行ったところ、セールススタッフから「じつはオススメのクルマがあるのですが……」と声をかけられました。
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