「3月決算=大幅値引き」は過去のハナシ!? 新車で“イチバン”の買い時はいつなのか 関係者を直撃

ひと昔前まで「新車を購入するなら3月決算が好条件を引き出しやすい」とされていました。しかし、様々な要因により決算期でも大幅値引きが出にくくなっています。それでは、1年のうちどの時期に新車を購入するとお得なのでしょうか。

3月決算を外すことでアフターサービスにもメリット有り!

 彼から詳しくハナシを聞くと、「マイナーチェンジ前の在庫車があと3台残っていまして、こちらでよろしければ、かなりお得にご購入できます」と、車両本体価格280万円、支払い総額320万円ほどのクルマから70万円もの大幅値引きを案内されました。

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新車ディーラーのイメージ。ディーラーが多忙を極める3月を外し、決算直後の4月や10月、閑散期の6月や11月、5、8、9月の連休明けのタイミングを狙うと好条件で新車を購入できる可能性が高い(山崎 龍撮影)。

 最終的に筆者は購入を見送りましたが、新型と旧型の違いはフロントグリルとヘッドライトの意匠がわずかに異なるくらい。内容的にはほとんど変わりがなかったことを考えると、かなりお得な条件だったと思います。

 ひと昔前までは、前述したように好条件で新車を購入するため決算期を狙うのがセオリーとされていました。しかし、事情が大きく変わったことから現在ではあえて決算期を避けたほうが、かえって良い条件で新車を購入することができるようです。また、3月の決算期をあえて外すことで、納車後の定期点検や車検でディーラーに入庫する際も混雑期を外すことができ、スムーズに入庫予約が取れるといったメリットまであります。

 もちろん、新生活に合わせて3月に新車を買いたいとか、今のタイミングを逃すと欲しい新車が買えなくなるといった事情がある場合はハナシが別です。とはいえ、3月は巷間ウワサされるほどには大幅値引きは出にくいということは覚えておいても良いでしょう。

【画像】これが僅か4日で販売を停止した史上空前の大人気車種です

Writer:

「自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、モト・グッツィV11スポーツ、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか」に

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