「イラン初の空母」ついに艦載機の詳細が明らかに! 国産ステルス機のダウンサイジング!?

ニュース映像などで登場していた謎の機体。

サイズの違う2タイプの機体を運用か?

 イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)と提携しているメディア「タスニム通信」は2025年3月3日、2月に公開された無人機空母「シャヒド・バゲリ」の艦載機として、2種類のステルス無人機が搭載される予定であると報じました。

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イラン初の空母にして商船改造型の無人機空母の「シャヒド・バゲリ」(画像:タスニム通信<CC BY 4.0>)

「シャヒド・バゲリ」は2月6日にIRGC海軍に加わった、韓国の現代重工業建造のコンテナ船を改造した商船改造空母で、無人機およびヘリコプターの運用能力を持ち「イラン初の空母」ともいわれています。

 タスニム通信はIRGC海軍高官の話として、この空母に同国が開発中のステルス戦闘機である「ガーヘル 313」を縮小した「JAS 313」というステルス無人機が搭載されると明らかにしました。

 この機体は「シャヒド・バゲリ」公開の際の映像でも確認され、「ガーヘル 313」を縮小したような機体であると報じられていましたが、同機を縮小し、60%と25%のサイズにした2タイプの無人機が同艦に配備されるようです。

 主に偵察用に使われるようですが、両機とも単発のジェットエンジンを搭載しており、対艦対地攻撃も考慮されているようです。特に60%サイズの「JAS 313」のジェットエンジンは出力が大きいようで、高速での任務も可能とのことです。なお、飛行持続時間は両方とも1時間程度と報じられています。

 なお、IRGCとはイラン革命防衛隊省管轄の軍事組織で、国防軍需省管轄のイラン・イスラム共和国軍とは別に陸海空の3軍を保有しています。

【画像】た、確かにステルス機っぽい…これが、無人艦載機「JAS 313」です

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