ついに“全線”車線規制へ 広島ド真ん中の「ブツ切り高架」延伸で国道2号の渋滞が本格化か 昼2車線・夜4車線ふさぐ

国土交通省 広島国道事務所が、国道2号「西広島バイパス」の都心部延伸事業にともない、終日車線規制の対象を延伸部の全区間に拡大すると発表しました。

規制区間が「全線」に拡大へ

 国土交通省 広島国道事務所は2026年6月10日、国道2号「西広島バイパス」の都心部延伸事業にともない、7月1日(水)21時から、終日車線規制の対象を延伸部の全区間に拡大すると発表しました。

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混雑する庚午オフランプ付近の状況(画像:広島国道事務所)

 西広島バイパスは、国道2号の広島都心部から廿日市市へと至る19.4kmのバイパス路線です。1日の通行量は約9万台にのぼり、広島市中心部における重要な役割を担っています。

 一方、都心部の西区観音本町~中区平野町間の2.3kmは、まだ高架の自動車専用部が整備されておらず、天満川の西岸で高架本線の橋げたが途切れた“ブツ切り”状態となっています。このため、未整備区間の前後区間を中心に、最大約6kmの慢性的な渋滞が発生している状況です。

 本事業は、この高架を広島都心部側へと延伸するためのもので、2025年10月に工事がスタート。工事の進捗に合わせて、車線規制の実施区間も順次拡大されています。そして、2026年7月から新たに高架橋の下部工事を進めていくため、規制の対象が延伸部の全区間2.3kmへと拡げられます。

 規制は上下線とも終日実施される予定で、昼間(5時~22時)は片側1車線、夜間(22時~翌5時)は片側2車線が規制されます。ただし、広島市中区大手町~舟入本町の夜間片側2車線規制は21時から継続されます。終了時期は工事の進捗に合わせて、別途告知される見通しです。

 また2026年6月現在、既存高架部の上り線・庚午出口から舟入出口にかけてのエリアでも夜間通行止め(21時~翌5時、土休日除く)が行われており、こちらは7月10日(金)まで続く予定。利用の際は、庚午出口で降りて一般部で都心方面を目指すよう呼びかけられています。

 延伸部が完成すると、地上の6車線に高架部の2車線が加わり、合計8車線となる見込みです。3か所の出口と2か所の入口が新設され、慢性的な渋滞の緩和や、遮音壁を備えた高架部への交通転換による騒音などの環境改善が期待されています。

 なお、工事に当たっては著しい交通混雑が懸念されたこともあり、規制が始まった2025年から迂回ルートの利用をはじめとする交通分散や時差通勤、テレワークへの協力を、国交省が地元市民や企業に対し要請しています。これについては、2026年5月末時点で31の企業・団体が協力に応じているとのことです。

【地域を挙げた大作戦!?】バイパス延伸工事の規制概要と渋滞対策(写真で見る)

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