「海自の最新ステルス艦」が1隻でわざわざ豪州まで行く必要あります?←行くと行かないじゃ“大違い”なんです。買ってもらうには!
海上自衛隊の護衛艦「のしろ」が、オーストラリアのパースに寄港しました。これは護衛艦輸出のためのアピールが目的。そのためにわざわざ豪州まで派遣する意味は――行くと行かないでは大違いなことは、過去の事例が証明しています。
実物見て「おおっ!」ってなった海保・海自
残念ながら仏独両国はP-1を採用しませんでしたが、世界各国から来た少なからぬ「プロ」に、日本の技術力をアピールできた意義は、小さなものではなかったと筆者は思います。

日本でもそのような事例があります。現在、海上保安庁が運用し、海上自衛隊も採用を決めたUAS(無人航空機システム)「シーガーディアン」のメーカーであるジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ(GA-ASI)は、2018年5月に長崎県でシーガーディアンの原型機「ガーディアン」の飛行実証を行っています。
この飛行実証には海上保安庁や海上自衛隊の方々も数多く招待されており、多くの「プロ」が実際にガーディアンの能力を目の当たりにしたことが、早期採用につながったと言われています。
「百聞は一見に如かず」という言葉もあるように、防衛装備品の輸出にあたって、要職にある多くの方々に実物を見てもらうことは、その後の商戦でも、国家の技術力をアピールするうえでも、大切な事なのではないかと筆者は思います。
Writer: 竹内 修(軍事ジャーナリスト)
軍事ジャーナリスト。海外の防衛装備展示会やメーカーなどへの取材に基づいた記事を、軍事専門誌のほか一般誌でも執筆。著書は「最先端未来兵器完全ファイル」、「軍用ドローン年鑑」、「全161か国 これが世界の陸軍力だ!」など。
コメント