「山口‐萩・津和野」の移動を阻む“難所”大改良へ 国道9号の6kmバイパス構想、実現へ一歩前進
国道9号の「阿東~宮野間」は、別線整備が妥当と判断されました。
「阿東~宮野間」に別線整備
山口県山口市内の国道9号の「阿東~宮野間」6.4kmに、新しいバイパスを整備する方針が決まりました。

国土交通省中国地方整備局山口河川国道事務所は2025年3月、有識者による検討会議を開催。「阿東~宮野間」の別線整備ルート案は「妥当」と判断されたと発表しました。
国道9号は、京都市下京区から山陰地方の日本海沿いを経由して山口県下関市に至る幹線道路です。このうち山口県の阿東~宮野間は、山陽の山口市・防府市・宇部市と、山陰の益田市(島根県)や津和野町(同)、国道262号を介して萩市を結ぶ重要な区間です。
しかし、整備時期が1960年代と古いため、トンネルや橋の老朽化が進むとともに、狭いトンネル、急勾配、急カーブ、大雨による事前通行規制区間があるなど、複合的な課題を抱えています。このため対策が検討されてきました。
今回「妥当」と判断された別線案は、幅8m・2車線で整備します。現道と並行しつつもトンネルなどでゆったりとした線形に変え、急カーブや急勾配を緩和します。
さらに対象約6kmのうち、北側の阿東篠目から宮野上までの3.3kmを「特に対策が急がれる区間」に指定。この区間にはすでに木戸山トンネルが通っていますが、これとは別に別線の新たなトンネルを通します。
今後、この「特に対策が急がれる区間」を中心に、さらに検討が進む見込みです。
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