西武線の「新顔」ついに公開! 既に車齢40年 想像以上に“小田急のまま”でした!?
西武鉄道は、「サステナ車両」として小田急電鉄から譲受した8000系電車を報道公開しました。外観は大きく変わりましたが、改造は最小限となっています。
支線は「サステナ車両」導入。本線はどうなる?
小田急時代の塗装は白い車体に青い帯でしたが、西武鉄道では30000系や40000系で採用されている青と緑のグラデーションを、市松模様にアレンジした塗装に変わっています。この新デザインは社内公募で決定されたもので、全75作品(38人)の中から、車両の点検・整備を行う入社3年目の若手社員の案が採用されました。
一方で、車内の座席モケットや、ドア上に設置されたLED式車内案内表示器、ドアチャイムはそのままです。ただ、車端部の座席が4人がけから3人がけに変更され、1人あたりの座席幅が大幅に拡大されました。細かい変更点としては、広告枠が変更されたほか、車内灯がLED化、防犯カメラも設置されています。
今後、西武鉄道は池袋線や新宿線といった本線系統に新造車両、支線に「サステナ車両」を導入し、2030年度までに車両のVVVF化100%を実現する予定です。
ちなみに、2017年から導入が続く本線系統の最新形式40000系に関しては「今年度に製造する3編成をもって、いったん製造が完了する」(鉄道本部 車両部 車両課)とのこと。来年度以降、本線系統にどのような車両を投入していくのかは未定だそうです。
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