「要対策」踏切1479か所の「カルテ」を国交省が公表
山手線唯一の踏切も「緊急に対策の検討が必要な踏切」に
今回、鉄道事業者と道路管理者によって、「緊急に対策の検討が必要な踏切」のひとつずつについて、諸元や対策状況、交通量、事故発生状況などをまとめた「踏切安全通行カルテ」も作成されました。
たとえば山手線にある唯一の踏切「第二中里踏切」(東京都北区)のカルテには、「踏切長13.5m」「横断本数2本」「交差角54度」といった諸元をはじめ、「通学路指定状況あり」「ピーク時遮断時間47分」など細かい情報が記載されています。
「今後の対策方針/対策推進上の課題」欄は、「これまでにカラー舗装等の対策を実施しており、過去5年間に踏切歩行者事故及び道路交通歩行者事故は起きていない。引き続き、道路管理者及び鉄道事業者にて状況を確認していく」という内容です。
国土交通省はこの「踏切安全通行カルテ」について、現状を可視化しつつ対策方針などもまとめたものであり、今後の対策実施にあたっての基礎になるものとしています。
【了】
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