「かつての色」を1両で全部再現!? 春に運用離脱した国鉄型「201系」京都鉄道博物館に登場
京都鉄道博物館が、201系電車を特別展示します。
4両を特別展示
京都鉄道博物館(京都市下京区)は2025年4月17日、201系電車を特別展示すると発表しました。

201系は国鉄の通勤形電車です。1979(昭和54)年に試作車、1981(昭和56)年に量産車が登場し、1985(昭和60)年までに1018両が製造されました。
首都圏では中央線快速をはじめ中央・総武線各駅停車や京葉線など、京阪神圏では東海道本線・山陽本線の緩行線や大阪環状線などで運用されましたが、国鉄から車両を継承したJR東日本では2011年6月に、JR西日本では2025年3月のダイヤ改正で、それぞれ営業運転から離脱しています。
今回、その201系4両(クハ200形91号車、クハ201形91号車、モハ200形193号車、モハ201形193号車)が京都鉄道博物館に登場します。
展示期間は、5月16日(金)~22日(木)の1週間です。クハ200形91号車の運転席を4分間独占できるチケット(一般3300円)や、201系を保守していた吹田総合車両所奈良支所社員による“鉄分濃いめ”の有料解説ツアーチケット(一律4200円)も用意されます。
なお、16日~20日はモハ2両の車内が公開されます。入館料のみで見学可能です。
また、17日~20日はクハ201形のボディの一部を、過去にまとった塗色にラッピングで再現。さらに前面をN30工事施工前の原形に可能な限り近付けるといいます。
最終日の22日は、吹田総合車両所奈良支所長立ち会いのもと、11時から「ありがとうセレモニー」を開催します。
コメント