「作りかけの高速道路」を走り“手放し運転”まで行う 万博シャトルバス“新大阪線”がスゴイ! しかもメチャ早っ!

大阪・関西万博会場へのシャトルバスのなかに、“特異な経路”を走るものがあります。そこは「建設中の高速道路」。しかも一部の便はそこで自動運転を行います。これ自体が万博のアトラクションのようなバスに乗りました。

「作りかけの高速」入口は一旦停止 そこからアトラクション!?

 バスは定刻にターミナルを出発し、右折を繰り返して「宮原1」交差点からスロープを上がり、「新御堂筋」に入ります。そのまま「新淀川大橋」を渡り、淀川左岸に着く手前でパイロンに囲まれ、係員が待機した分岐へと左に進路を取ります。ここが将来的に「豊崎入口」となる場所で、いまは万博のシャトルバスのみが通行を許されています。

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広大な夢洲第1交通ターミナルは、万博西ゲートまですぐ。JR桜島駅などへのシャトルバスもここで発着する(植村祐介撮影)。

 バスはパイロンの間を縫うように走り、“暫定供用”された淀川左岸線2期区間へのスロープを下りていきます。そして本線に合流する手前、「一旦停止」のサインと遮断機のあるゲートの手前で停止します。ここでドライバーから「これから自動運転に入ります」とアナウンスがあり、自動運転のスタートです。

 なお今回の自動運転は技術的には「レベル4相当」となっていますが、法令上は「レベル2」のため、ドライバーが運転席に乗車し、ハンドルから手を離しながらも手動介入に備える形になっています。

 淀川左岸線2期区間はほぼ直線ですが、ところどころで右左に緩やかにカーブします。バスは車体外部に搭載した「LiDAR」「カメラ」「磁気マーカーセンサー」で周囲の状況や路肩に埋め込まれた磁気マーカーを検知しながら、そのカーブに沿って滑らかに走って行きます。

 ただ今回はシャトルバスを通すための暫定供用ということもあり、道路や周辺の構造物は、各所で工事途上をうかがわせる状況が続いています。完成形は、ほぼ全線がトンネルとなる予定ですが、いまは一部地上、一部トンネルとなっています。

 バスはこの暫定供用された区間を順調に約5分間走ったのち、海老江JCTの手前で、ドライバーからアナウンスがあり、自動運転が終了しました。

 ここからは手動運転で海老江JCTの左カーブを上がっていき、供用済みの淀川左岸線(1期)に合流、「北港JCT」直下にある「淀川左岸舞洲出口」から一般道へと流出します。

 そしてしばらく一般車に混じって走り、「夢舞大橋」を渡ると、会場西ゲート前の「夢洲第1交通ターミナル」はもう目の前です。新大阪駅から約30分、快適なバスの旅でした。

【バスにネコミミ!?】これが「作りかけ高速」を自動運転で走る万博シャトルバスです(地図/写真)

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