東京随一の商店街を“もうすぐブチ抜きそう” 未完の「環6.5」最終区間 東上線「大山」大改変のいま
東武東上線「大山駅」付近を貫き川越街道と中山道を結ぶ補助第26号線の工事が進展。東京有数のアーケード商店街が途切れ、その傍らには巨大なタワーマンションが。あと数年で激変しそうです。
都内有数の「長~いアーケード商店街」途切れる
まず川越街道側の状況です。補助第26号線の取付部となるところには、かつて警視庁「大山町交番」がありましたが、事業の本格的着手に先立つ2018年に川越街道を挟んで反対側へ移転し、空き地となりました。その後、用地買収の進展とともに道路予定地の空き地が増え、現在はかつて交番があった土地を含め、西に約30mほどが緑色のフェンスで囲まれた空地となっています。

そして川越街道から仲宿方面を見ると、大山町クロスポイントの2棟のタワーマンションが、ほぼ完成形で立ち上がっています。
ただ道路予定地には現在も、工事が進行する現場に挟まれるように数棟の住戸が残り、開通までにはしばらく時間がかかることが予想されます。
路地を迂回してこれらの住宅の東側に回り込むと、ほぼ完成形に近い大山町クロスポイントが姿を現します。補助第26号線から見て北側が「D街区」の25階建て、南側が「A街区」の26階建てタワーマンションです。そしてA街区の1階および2階には、4月24日(木)にスーパーマーケットが開業しています。
一方、この補助第26号線の整備により、かつては「都内でいちばん長いアーケード商店街」とも称されたハッピーロード大山商店街のアーケードはいったん途切れ、空が見える状態となっています。
この大山町クロスポイントからさらに東、ハッピーロード大山商店街との交差部から東武東上線までの区間については、見た目で判断する限り、まだ未着手という状況です。
じつはこの先、東武東上線と交差する部分については、東京都、板橋区、東武鉄道による「東武鉄道東上本線(大山駅付近)連続立体交差事業」が2021年より進められています。これにより、現在都道420号と交差する「東上本線第16号踏切」は除却され、高架となった東武東上線の下を補助第26号線がくぐる形となります。
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