JAL「新型国際線フラッグシップ7号機」がキタ! でも納入は8&9号機が先…なぜ? 受領スケジュールがズレた経緯とは
JALが約20年ぶりに導入した新型国際線旗艦機「エアバスA350-1000」の7号機が羽田空港へ到着しました。しかし、同社むけの8号機、および9号機は、7号機よりも早く受領し、すでに定期便へと投入されています。どういった理由からなのでしょうか。
8・9号機納入後に
JAL(日本航空)が2024年に導入した新型国際線旗艦機「エアバスA350-1000」の7号機「JA07WJ」が2025年4月24日、羽田空港へ到着しました。しかし、2024年12月には同社むけの8号機「JA08WJ」が、2025年1月には9号機「JA09WJ」が、7号機よりも早く受領され、すでに定期便へと投入されています。どういった理由からなのでしょうか。

A350-1000は現時点において、JALの国内線主力機「A350-900」の胴体延長タイプにあたります。胴体の長さもさることながら、客室も全面的に刷新しており、新型ファーストクラス・ビジネスクラスは同社史上初となる扉付き座席が採用されるなど、これまでのJAL国際線仕様機とは大きく異なる内装です。
なお、同社が長距離国際線旗艦機を更新するのは、「ボーイング777-300ER」の導入以来、約20年ぶり。同社では将来的に13機のA350-1000を導入し、高需要が見込まれる欧米路線を中心に投入が計画されています。
そのようなJALむけA350-1000ですが、このたび納入された7号機に先んじて、8号機・9号機が同社に納入された理由についてJALは「エアバスでの組み立てスケジュールに変更が生じたため」としています。
なお、7号機の受領に伴うかのように、同社はA350-1000の運航スケジュールを更新しています。同社は2025年6月30日より羽田~ロサンゼルス線のJL16・15便において、同型機の投入を発表。これにより同型機は、欧米5都市に定常投入されることになります(なお同社では、シンガポール線に期間限定で同型機を投入したことがある)。
コメント