山手線の「最閑散駅」が大激変!駅直結の巨大開発がついに稼働 “本領発揮”は来年
今年から来年にかけて駅利用者が激増する!?
南北に長い「都心最大級の街」が来年完成
JR東日本は2025年4月30日、山手線・京浜東北線の高輪ゲートウェイ駅に直結する複合開発「高輪ゲートウェイシティ」の営業収益見込みが約570億円(通常稼働時)との想定を明らかにしました。「高輪ゲートウェイシティ」は今年3月27日にまちびらきを迎えており、2026年春に全体開業を迎える予定です。

高輪ゲートウェイ駅は、2020年に開業しましたが、1日あたりの乗車人員は1万1110人(2023年度)に留まっています。山手線では最も少なく、京浜東北線でも上中里駅に次ぐ「閑散駅」です。
「高輪ゲートウェイシティ」は、ツインタワーの複合棟、泉岳寺駅に隣接する大規模複合棟、展示場やホールが入居する文化創造棟、インターナショナルスクールも入る住宅棟などで構成します。予定事業費は約6000億円で、街の長さが南北1.6kmにおよぶ巨大開発プロジェクトです。
2025年3月27日に、高輪ゲートウェイ駅とツインタワーの複合棟が全面開業しており、それ以外の建物や周辺エリアは2026年春に開業する予定です。
高輪ゲートウェイ駅の正面に位置するツインタワーには、KDDIやマルハニチロなど大手企業の本社機能が入居するオフィス、駅直結・都心最大級の大規模コンベンション施設、首都圏初進出となるラグジュアリーホテル「JWマリオット・ホテル東京」、ルミネが手がける次世代商業空間「ニュウマン高輪」などが入ります。
事業ではこのほか、日本初の鉄道が開業した時の構造物である「高輪築堤」の保存・活用も行われます。国指定史跡の第7橋梁部などが現地保存されるほか、広場空間も整備予定。鉄道開業や日本の近代化の歴史を紹介する「(仮称)築堤ギャラリー」も開設される予定となっています。
高輪ゲートウェイ駅は今後、駅利用者の増加が期待されます。
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