なぜ警察捕まえない!?「タイヤ剥き出し」「シートベルト未着用」で公道走っても違反にならない意外な理由

製造年が古いクラシックカーには、シートベルトやサイドミラーといった、現在では当たり前の装備がないこともあります。それなのに、なぜナンバープレートを付けて公道走行できるのでしょうか。また、それらはいつ頃から装備が義務化されたのでしょうか。代表的な装備5つを例に見てみましょう。

え、ルームミラーって設置義務ないの!?

 ヘッドレストもクラシックカーなどでは設置されていないものが多い装備のひとつです。

ヘッドレスト

 運転席のヘッドレストの設置が義務化されたのは、シートベルトと同じく1969年4月以降の生産車からです。ただし、助手席のヘッドレスト設置義務は2012年7月からと、実はつい最近になります。後部座席へのヘッドレスト設置義務は現在でもありませんが、標準装備されているヘッドレストを外してしまうと、車検には合格しないので注意しましょう。

サイドミラー

 サイドミラーは1950年12月の車両規則により、軽自動車と被けん引車(トレーラー)を除いて義務化されましたが、その際はまだ個数や設置場所などの規定はありませんでした。その後、1951年6月からは軽自動車にも設置が義務化され、同年7月の道路運送車両の保安基準制定により、運転席側にサイドミラーの装着が必須となっています。そして、1962年9月以降の生産車から左右にサイドミラーを装着することが義務付けられました。なお、じつはルームミラーに関しては、2025年現在でも設置義務はありません。

サイドアンダーミラー

「ガッツミラー」や「きのこミラー」とも呼ばれるサイドアンダーミラーは、高さのあるボンネットを持つSUVなどの乗用車やピックアップトラック、キャブオーバー型のバンや中型トラックを対象に直前および左側方(左ハンドル車は右側方)の視界確保のための「間接視界基準」の導入に伴い、国産車・輸入車とも新型車は2005年1月から、継続生産車は2007年1月から設置が義務付けられています。

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1955年型シボレー・ベルエアのインテリア。道路運送車両法でシートベルトの設置が義務化されたのは、1969年4月以降の生産車からなので適用除外となり、シートベルトもヘッドレストも必要としない(山崎 龍撮影)。

 1990年代から国産車メーカーは自主的に国内仕様車へのサイドアンダーミラー設置を進めてきましたが、上記に該当しない古い車両に対しては設置義務がなく、原則として取り外した場合でも車検を通すことができます。また、設置義務後も補助確認装置をミラーからカメラに変更した場合は、サイドアンダーミラーを取り外しても車検を通すことが可能です。

【画像】これで公道走れるの!? ヘッドレストもシートベルトもない異形の6輪車

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