日の丸「空母」に載せます 自衛隊向けステルス艦載機「F-35B」初飛行に成功! 九州には飛行隊も用意済み

ロールアウトセレモニーはやるのでしょうか?

宮崎県に42機を配備する計画

 F-35B戦闘機の航空自衛隊向け1号機が、2025年5月12日、米本土テキサス州にあるフォートワース海軍航空基地において初飛行しました。

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ロッキード・マーティンが製造する垂直離着陸が可能な戦闘機F-35B(画像:ロッキード・マーティン)。

 F-35Bは、アメリカ航空大手ロッキード・マーティンが製造する短距離離陸・垂直着陸が可能な構造をもつステルス戦闘機です。このような性能から、空母や強襲揚陸艦など洋上に浮かぶ艦船でも発着可能で、日本政府は空母化改造が進行中のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」「かが」の2隻に搭載して、南西諸島方面の防衛態勢を強化する方針です。

 防衛省では、F-35Bの運用は航空自衛隊が担うとしており、当初の計画では令和6年度中(2025年3月まで)に第1ロット分の6機が日本に引き渡される予定でしたが、生産の遅延から、2025年4月以降にズレ込んでいました。

 一方で、部隊の新編だけはスケジュール通り進められ、2025年3月には最初の飛行隊となる「臨時F-35B飛行隊」が宮崎県の新田原基地(新富町)に発足しています。

 計画では42機を調達するとしており、新田原基地には最終的に同機を装備する飛行隊が2個配置される予定です。単純計算では1個飛行隊約20機になると推測されます。

 欧米のWEBメディアなどによると、初飛行は現地時間の16時8分に開始され、1時間ほど行われたとのこと。なお、主翼には日本機であることを示す円形のラウンデル(国籍マーク)が描かれていたものの、それ以外に航空自衛隊向けであることを表す書き込みなどはなく、機種と主翼フラップ端に「201」という番号が記されていただけだったといいます。

 また、この初飛行は正式なロールアウトセレモニーに先立つもののため、現地においても特に公表されることなく実施されたとしています。

【画像】これが航空自衛隊向けF-35の1号機です

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2件のコメント

  1. f-35ってやっぱりかっこいい

  2. 【画像】これが航空自衛隊向けF-35の1号機です…ってF-35BじゃなくAですか…そりゃあ嘘じゃないですけど、なんかクリック詐欺みたいですね。