ロシア軍が誇る「世界最大のヘリ」をウクライナが破壊か 攻撃を受けた飛行場の映像も公開
中型輸送機並みのペイロードを誇るバケモノヘリです。
攻撃を受けた飛行場の映像も公開
ウクライナ保安庁(SBU)は2025年6月28日、ロシアが一方的に併合したクリミア半島のキロフスコエ飛行場を無人機で攻撃し、ロシア軍のMi-8、Mi-26、Mi-28の各ヘリコプター、「パーンツィリS1」防空システムを破壊したと発表。ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は、炎上するキロフスコエ飛行場を捉えた映像も公開しました。

Mi-8とMi-26は輸送ヘリコプター、Mi-28は攻撃ヘリコプターです。
中でもMi-26は世界最大のヘリコプターで、搭載する双発エンジンの合計出力は2万3000馬力にも達し、最大離陸重量は破格の56トン。ペイロード(運搬能力)は20トンと、これはC-130「ハーキュリーズ」中型輸送機にもほぼ匹敵します。
なお、搭載する「D-136」ターボシャフトエンジンは、ウクライナのザポリージャにあるイーウチェンコ・プロフレース社が開発しています。
公開された映像では、炎上する飛行場に大型のヘリコプターが駐機されていますが、破壊されたのかまでは視覚的に確認できません。今回の撃破が事実であれば、ロシア軍は貴重な大型輸送ヘリコプターを失ったことになります。
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