下り坂で「ブウゥゥン!」めちゃくちゃ強いエンジンブレーキ 問題は? ミッションや車軸への影響あるのか
クルマを運転中、長い坂道などで強めにエンジンブレーキをかけるためシフトダウンすると、一時的にエンジンがうなるような音を立てることがあります。燃費に影響したり、クルマに負担がかかったりしないのでしょうか。
エンジンブレーキ目的の急なシフトダウンは危険なことも
前出の自動車教習所によると、「なるべくエンジンブレーキを使おう」と意識しすぎるのは、かえって危険なこともあるといいます。
「エンジンブレーキを意識して使うのは、たとえば栃木県日光市の『いろは坂』など、本当に長い下り坂だけと教えています。シフトダウンにより強い制動がかかることもありますが、そうしたときエンジンブレーキではブレーキランプが点灯しないので、特に高速道路の下り坂では後続車に追突される恐れもあるからです」
エンジンブレーキはあくまで、長い坂道でフットブレーキの負担を軽減するため「補助的に使う」と考えたほうがよいでしょう。

ちなみに、長い下り坂で燃費をよくしようと考え、ギアが全くかみ合わない状態の「N」レンジにするのは絶対にNG。こうすると、エンジンブレーキが全く効かなくなるだけでなく、タイヤの接地圧が弱くなって安定性が極端に悪化するからです。クルマは、加速中には後輪に、減速中には前輪に圧力がかかり、ピタッと地面に吸い付いて走りますが、『N』レンジでは重心が常に動いている状態になり、クルマの挙動が安定しなくなる恐れがあります。
なお、「N」レンジではアクセルペダルを踏んでいない状態でも、エンジンへの燃料供給がカットされずアイドリングは継続するので、燃費がよくなることもありません。
【了】
「高回転域でエンジンブレーキを使いすぎると、ピストンリングが吹き抜けたりエンジンオイルが吸い上げられて燃えたりする。そんなのでエンジン修理すると却って出費が増えるから、元々消耗品のフットブレーキで制動したほうがいい」と聞いて、フットブレーキが主、エンジンブレーキは副のつもりで使っています。
エンジンブレーキは必要な時に必要な時間だけ使うもの。不必要に使うと、シリンダー内の気圧は減圧されながらピストンが動く為に真空状態になる。すると、隙間からエンジンオイルがピストン内に入る事となる為、汚れる。結果、燃費が落ちる。 エンジンブレーキを使えば、ブレーキパッドは長持ちするけど。 この事実を知ってから以前は多用してたけど、辞めました。