吉野行き観光特急「青の交響曲」、デビュー前に有料試乗会開催 近鉄

近鉄が2016年9月10日の運行開始に先立ち、観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」の有料試乗会を開催します。参加者には記念証や「青の交響曲」グッズなどがプレゼントされます。

9月10日から大阪阿部野橋~吉野間で運行

 近鉄は2016年7月13日(水)、大阪阿部野橋~吉野間で9月10日(土)から運行を開始する観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」の有料試乗会を、9月3日(土)と4日(日)に開催すると発表しました。

 試乗会では、車内で車両の概要説明を実施。参加者には吉野杉を使った「試乗会参加記念証」や「青の交響曲」の車両パンフレット、マフラータオル、車両立体キーホルダーなどなどが進呈されます。

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2016年9月10日に運行開始予定の観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」のイメージ(画像出典:近鉄)。

 行程は大阪阿部野橋駅(大阪市阿倍野区)から吉野駅(奈良県吉野町)に向かう「Aコース」と、逆向きの「Bコース」のふたつです。途中駅での乗降はできません。また、両コースとも専属アテンダントが乗務します。

 旅行代金はいずれのコースも大人8000円、小児6690円、乳幼児600円です。代金には近鉄線の往復運賃や、片道の特急料金とDX料金のほか、試乗会参加記念品、イベント費用、諸税などが含まれます(乳幼児は座席指定、参加記念品なし)。定員は各コースとも60人です。参加の受付は近鉄駅営業所で、7月14日(木)から8月19日(金)まで行われます。満員になり次第締め切られる予定です。

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観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」の1、3号車に設けられる座席スペースのイメージ(画像出典:近鉄)。

「青の交響曲」は一般車両の6200系電車を改造した16200系の3両編成。全車指定席、禁煙です。1号車と3号車は座席スペースで、すべて2列+1列という幅広の「デラックスシート」になっているのが特徴。グループで楽しめるテーブルを備えた「サロン席(3~4人用)」や「ツイン席(2人用)」も用意されます。2号車は「ラウンジ車両」で、バーカウンターも設置されます。

 近鉄は「運行開始に先立ち、観光特急『青の交響曲(シンフォニー)』の上質な乗り心地と、ゆったりとした時間を体感していただければ」としています。

【了】

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