東京の「ザ・ターミナル駅」が変貌へ コンコースさらに広く 壁画など修復 かつての“北の玄関口”上野
JR東日本は、上野駅グランドコンコースのリニューアルとそれに合わせたアート作品の修復などについて発表しました。
アート作品の修復や補修も
JR東日本は2025年5月20日、上野駅グランドコンコースのリニューアルとそれに合わせたアート作品の修復などについて発表しました。

リニューアル後はみどりの窓口、駅たびコンシェルジュ、有人改札、発売機のレイアウトが変更されます。チケットサービスと訪日旅客向けサービスのエリアを明確に分けることで駅の利便性が向上するとのことです。
また現在閉鎖中の駅たびコンシェルジュがあった空間を撤去するなど、改札付近の駅施設の段階的なリニューアルにより、2026年春には中央改札前のグランドコンコースが拡張される見込みです。
グランドコンコースのリニューアルに合わせ、1951年に制作され現在まで設置されている猪熊弦一郎氏の壁画「自由」の修復が行われます。包括連携協定を締結している東京藝術大学が協力するとのことで、前回の2002年以来3度目の修復となり、2025年度末に完了する予定としています。
また、1985年の東北・上越新幹線の開業記念に制作された平山郁夫氏によるステンドグラス「ふる里 日本の華」も補修されます。いったん撤去のうえ、補修作業は2025年の夏頃から着手され、2026年度内に再設置を予定しているとのことです。
ほかにも駅の耐震補強工事や防災設備整備工事を推し進め、安全性向上を図るとしています。
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