「八ッ場ダムまでひとッ飛び!」まであと少し? 群馬の新高速「上信道」どこまでできた? 約65kmぜんぶ無料

群馬県西部で「上信道」の整備が進んでいます。吾妻川やJR吾妻線沿いに八ッ場(やんば)ダム方面へ通じる新道路は、どう進捗しているのでしょうか。

ダムエリアもスゴイ!

 吾妻西バイパスから西側は八ッ場ダムの北岸を進み、丸岩大橋で南岸へと移って、長野原の市街地へ通じます。この丸岩大橋を含め、ダム湖をまたぐ湖面3橋(八ッ場大橋、不動大橋、丸岩大橋)はいずれも橋脚高さが69.5mから77.5mという巨大さ。ダムに沈んだ街のためにも、手厚いインフラが整備されたのだと実感できます。

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2024年に開通した吾妻西バイパスの入口、厚田IC。吾妻東バイパス(左側)とはまだ連絡していない(乗りものニュース編集部撮影)。

 このダムエリアの先も上信道の整備が進んでいます。

・長野原嬬恋バイパス(約8.5km)

 長野原町から嬬恋村までを結ぶ区間で、2029年度の完成が予定されています。上信道が八ッ場ダムエリアを越え、長野原の市街地で国道146号現道に合流する手前から分岐。市街地を一気に迂回し、吾妻線の万座・鹿沢口駅付近が終点です。ここができると軽井沢方面のアクセスも大幅に変わります。

・嬬恋バイパス(約12km)

 長野原嬬恋バイパスに続く区間で、2025年度に新規事業化となりました。長野県境部に近い「嬬恋高原キャベツ」の生産エリアに通じ、キャベツの即日販売圏域の拡大などが期待されています。

 前出の通り上信道の長野県域の事業は手付かずのままですが、県境のすぐ手前まで事業化されています。もし上信越道までつながれば、上信越道のバイパスともなりそうです。

【長ぇ!スゲエ!】これが「上信道」の進捗です!(地図/写真)

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