そっち行っちゃダメだ! 国道大渋滞で導かれがちな“ヤバいトンネル” 高速の通行止め時に注意! 群馬

群馬県内で関越道に並行する国道17号には、北部の新潟県境エリア以外にも“難所”が存在します。関越道の代替路として機能を強化すべくバイパス建設も進んでいますが、このとき、ナビなどで「利根川の対岸」に案内されたら、要注意です。

群馬の利根川が「めちゃくちゃ狭まる」難所

 平地が少なく、山岳の占める面積が多い我が国においては、鉄道や道路の建設は「地形との戦い」でもあります。群馬県のほぼ中央部、渋川市と沼田市との市境にある「綾戸渓谷」にも、そうした建設にともなう戦いの跡が色濃く残っています。

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高岩隧道の下流側坑口。左手に見えるのはJR上越線のトラスで、橋脚とトンネル坑口が一体構造となっている(植村祐介撮影)

 ここは北のみなかみ町の山岳部を水源とする利根川が、西の子持山、東の赤城山との間を削ってできた深い峡谷地形が特徴で、その谷間をJR上越線、そして国道17号が南北に走り、渋川市と沼田市を結んでいます。沼田市以北を象徴する利根川のV字谷の地形が、最も狭まる箇所が綾戸渓谷といえます。

 このうち約100年前の大正時代に開通した上越線は、S字に蛇行する利根川をショートカットするように右岸から左岸に渡り、そして右岸に戻るというルートをたどり、左岸を走る部分ではそのほとんどがトンネルとなっています。

 一方、国道17号は右岸の崖下をえぐるように通され、峡谷の最狭部では約800mにわたりロックシェードが断続し、落石による被害から通行するクルマを守っています。

 ただそれでも、この区間は縦方向のうねりも含めた線形の悪さから事故が多く、並行する関越自動車道が濃霧や積雪などで通行止めになった場合の代替路としての機能を十分に果たせていない状況です。そのため現在、2本のトンネルと橋梁でここをショートカットする「綾戸バイパス」の建設が進められています。

 ところで、地図をよく見ると、国道17号から利根川を挟んだ対岸にも、利根川と並行する道路が通っています。それが「群馬県道255号下久屋渋川線」です。

 この県道255号は、渋川市と沼田市を国道17号とは別ルートで結ぶ道で、それぞれの市街地周辺では十分な道幅を持った道路として、地域交通に貢献しています。

 しかし、両市を結ぶ移動のルートとしては、けっしておすすめできません。綾戸渓谷付近に、ドライバーの技量や車種によっては通り抜けに苦労する“難所”が存在するためです。

 それでも、スマホのナビなどで、こちらを案内されるケースがあります。

【激ヤバ…】これが関越道通行止め時「通ってはいけないトンネル」です(地図/写真)

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