「JALから退役したばかりの旅客機」どうなる? 「最後の旅」に出るまでの”送り出し整備”に潜入! 普段と結構様子が違う…?

JALの長距離国際線で運用されてきた「ボーイング777-300ER」の初号機「JA731J」に、退役整備が行われています。この作業は、どのような特徴があるのでしょうか。今回、実際に作業の様子を見ることができました。

えっ…これが20年オーバーの機体…?

 JA731Jの機内に入ると、シートモニターなどの一部部品が取下ろされていました。こうしたパーツは、今後残る777-300ERで再利用される予定とのことです。また同型機の大きな特徴である世界最大の推力(11万5000ポンド)を持つ旅客機むけエンジン「GE90-115B」も取り外され、検査を受けている状態です。

Large 20250606 01

拡大画像

退役整備を受けるJALの777-300ER「JA731J」(乗りものニュース編集部撮影)。

 また担当者によると、取材時点でJALのロゴマークや尾翼の「鶴丸」は残っていますが、退役整備の一環で、これらは真っ白に塗り替えられる予定とのこと。また、機体パーツの細部に至るまで、潤滑油をさすといった措置も講じられているといいます。さらに整備作業にあたっての文書作成も、時間を要す工程のひとつなのだそうです。

 20年以上運用されたJA731Jですが、筆者が見た限りでは、細部を見てもそこまで年数が経った機体とは思えないようなコンディションに見えました。

 JALで運用されていた777シリーズは、現在も海外の航空会社で現役運用されている機体も少なくありません。代表的な例は2003年から2021年まで「JA704J」として運用されていた777-200ER。この機体はNASA(アメリカ航空宇宙局)の次世代「飛行科学研究所」として引き取られました。JA731Jの退役整備においても、JALの整備力、機体をキレイに使うスキルの高さを垣間見ることができました。整備士も「JAL機は中古市場でも評判が高いようです」と話します。

【写真】すげえ…これが「退役整備を受けるJAL機」の全貌です

Writer:

国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス